2021-01-01から1年間の記事一覧
副題:マイクロプラスチックの実態と未来予測 磯辺篤彦=著、化学同人海洋モデルも河川モデルでも何でもそうであるが、普通の移流拡散モデルは、粒子の挙動や物質の偏在を表すのが極端に苦手なんだなー、という当たり前のことが感想として出てきた。希釈、拡…
だいぶ懐かしい書類を改めて読んでみた。化審法の生態影響(有無)の考え方と、「水生生物の保全に係る水質環境基準設定」の考え方がどのくらい異なっているかを知るために。 忘れもしない2003年、この議論を受けて公共用水域における亜鉛の水質環境基準が提…
ヘイワード・マック=監督、2019年香港 サミー・チェン、メーガン・ライ、リ・シャオフェン新宿・武蔵野館にて。舞台は香港がメインで、加えて台北、重慶。それぞれに暮らし、一面識もなかった(異母)三姉妹が父の残した火鍋店を継ぐために香港に集結、とい…
中江和仁=監督、2021年日本(テレビ東京) 西島秀俊、内野聖陽、山本耕史男性2人が美味しそうにご飯食べるだけでも大泣きができる、私の涙腺は一体どうなっているんだろう。西島秀俊さんがさわやかすぎて、これは男女問わず好きになっちゃうわー、とか、食…
ユン・ジェホ=監督、2020年韓国 イム・ソンミ、オ・グァンロク、ペク・ソビン韓国映画の幅の広がりを感じる。すっごく美人という系統ではない女優の台頭、北朝鮮を積極的にからめるストーリーテリング。 女性の人生の描き方をとってもいろいろあるし、韓国…
山田尚子=監督、2016年日本(京都アニメーション)いじめのシーンがひたすら辛くて、感想が書けない。 聴覚障害者のことを何も知らなかった自分とも向き合えない。 主人公は自分のことクズだと思っていて、その罪滅ぼしに女の子に優しくするんだが、それは…
ゲオルギー・ダネリヤ=監督、1986年ソ連 エブゲーニー・レオノフあのね、これは。。。。もう、クー!と叫ぶしかない。 形容しようのないばかばかしさなのか、時空がゆがむような虚無なのか。不真面目なのか真面目なのか。 旧ソ連の検閲をくぐり抜けた、謎の…
ジム・エイブラハムズ=監督、1991年米国 チャーリー・シーン家でDVDで観た。高校3年のとき同級生が映画館で観た、って言ってたのを思い出す。 チャーリー・シーンは、当時の洋画でコメディアンの中ではかなり人気があった。「メジャーリーグ」は映画館で観…
ホン・サンス=監督、2020年韓国 キム・ミニ、ソ・ヨンファ、ソン・ソンミ、キム・セビョク静かな映画。結婚してから5年、夫と一度も離れたことがない女性が、先輩や友人をたどって旅に出る。 窓から見える景色は何を暗示しているのか。先輩や友人はパートナ…
キム・チョヒ=監督、2019年韓国 カン・マルグム、ユン・ヨジョン、キム・ヨンミン渋くて面白い作品。韓国のじゃんけんシーン、「カイ・バイ・ボ」って本当に言っていた! レスリー・チャンそっくりの幽霊が出てくる。私もレスリー大好きなので、あんな幽霊…
五所平之助=監督、1953年日本(新東宝) 田中絹代、上原謙、高峰秀子 新東宝という映画会社、東宝は一回潰れたのか?千住に縁があるので、以前から見たかった映画。お化け煙突が見える東京下町の庶民の話。意外や意外、五所平之助の映画は初めて観た。千住…
瀬地山角=著、光文社新書 広告業に係るすべての人が読むべき本。炎上CMのパターンを「性別役割分業(現代にあわない価値観)の押し付け」、「訴求層の見誤り」と2つのポイントに整理したところが分かりやすい。なるほどこういう軸があったのか。 面白いのは…
西浦博教授が緊急報告 “五輪のリスク”議論の背後にある「最大の問題」 gendai.ismedia.jpオリンピック開催前の記事(2021年6月18日)。 そういえば、オリンピックあったなあ、みたいな感覚にすでになっている。西浦先生の記事は、リスク評価機関とリスク管理…
農薬の残留基準、という微妙な用語だが、消費者目線で言うと要するに「農薬の食品中基準値」、それがどのように決まるか。 なかなか良い説明資料だったのでリンク。 理解していなかったのだが、スライドP.4 「農薬等の残留基準の設定にあたり、⾷品安全委員…
Agricultural Plastic Pollution in China: Generation of Plastic Debris and Emission of Phthalic Acid Esters from Agricultural Films Qian-Qian Zhang, Zhao-Rong Ma, Ya-Ya Cai, Hui-Ru Li, and Guang-Guo Ying* Environ. Sci. Technol. 2021, 55, 18,…
ホウ・シャオシェン=監督、1981年台湾 作りがシンプルというか、話も構図も普通のため、ちょっと退屈だった。一つ一つのエピソードが脈絡なく感じる、つなぎもイマイチかなー、というところ。 目が見えない青年とヒロインの恋愛物語と思いきや、青年は手術…
Netflix限定配信のドラマやドキュメンタリーを映画リストに加えていいのかわからないのでこちらに。「科学者とジェンダー Picture of Scientist」 女性研究者コミュニティで話題になっていた。観ていて辛い場面あり。 90年代は、米国MITですらも女性が少数派…
竹林亮=監督、2020年日本 14歳、中学二年生。とある公立中学校の1クラス全員、35人の3学期に密着。 いや、この映画、良く撮れたね。良く成立したね。奇跡だよ。奇跡を見せてもらった。 私の中二は、もっと暗くてつらかった、もちろん、楽しいこともあっ…
マリヤム・トゥザニ=監督、 2019年モロッコ ルブナ・アザバル、ニスリン・エラディ 人生初のモロッコ映画。素晴らしかった。未婚の母に対する悪口と差別がすごい。女が女の悪口を言う。ああ、こういう社会なんだなー。 私も妊婦だった時のことを思い出し、…
山田洋次=監督、1971年日本(松竹) 備中高梁の街並みが映るかな?と思って観た作品。博の実家が線路沿いにあって、蒸気機関車が走っていた。「夜汽車の汽笛の音が(by寅さん)」という台詞もぴったりで、煙もくもくと吐きながら走る汽車が旅情を掻き立てる…
山田洋次=監督、1975年日本(松竹) 渥美清、倍賞千恵子、浅丘ルリ子 スピッツの三輪さんが、とある番組で「家に遊びに行くと寅さんのビデオを強制的に見せる友達がいるんですよ(笑い)」と語り、特に印象に残っているのはこの作品で、「メロンの話題で喧…
アンモニアの舶用燃料使用における安全性評価プロジェクトに参加(日本郵船プレスリリース2021年04月21日) https://www.nyk.com/news/2021/20210422_01.html 4月19日、当社はアンモニアを舶用燃料として安全に取り扱うためのガイドライン作りに向けたプロジ…
このSYNODOSの記事は面白かった.なんで日本では自己責任という言葉がネガティブに響くのかずっと気になっていたが,ちょっとスッキリ...:「自己決定の裏の責任」と「集団のメンバーとしての責任」の悪いとこどり 2014.07.30 synodos.jp
IRIDM標準講習会 開催案内より。ちゃんと原子力学会のWEBページを見たわけではない。「原子力発電所の継続的な安全性向上のためのリスク情報を活用した統合的意思決定に関する実施基準:2019」 (2020年6月11日発行) (AESJ-SC-S012:2019)。この内容は誰で…
城定秀夫=監督、2020年日本 小野莉奈、平井亜門、西本まりん 今春観そびれていたもの。ミニシアターで。 これも良かった良かった。高校演劇大好きなんで、最初からもう、雰囲気だけで涙出てきた。青春の切り取り方がピカイチ。そして、観終わって上を向いて…
島田陽磨=監督、2021年日本(日本電波ニュース社) これは控えめに言って傑作。今年一番のドキュメンタリー。すべての人が観るべき。とにかく観るべし。 1959年から84年にかけて、日朝政府の後押しによって行われた在日朝鮮人とその家族による北朝鮮への帰…
原一男=監督、1987年日本 奥崎謙三、奥崎シズミこれもドキュメンタリー。画質は悪いけれどニコニコ動画で視聴。 前々からチェックしていた映画で、30年くらい前に兄が映画館で観て「面白かった」と言っていたもの。 奥崎謙三さんはしつこくてすぐに暴力に訴…
豊島圭介=監督、2020年日本三島由紀夫、芥正彦、木村修、橋爪大三郎、平野啓一郎、内田樹 やっぱりドキュメンタリーでしょ、ということで次は、去年観そびれた三島由紀夫。 1969年5月13日。東大全共闘が三島由紀夫を駒場の900番教室に招いて公開討論会を行…
青山真也=監督、2020年日本 オリンピックが何とか終わったところで、このドキュメンタリーですよ。 外苑前(青山)という一等地に都営住宅があった。どんなアパートなんだろうという野次馬根性も働き、興味があったのでアップリンク吉祥寺まで。 都営霞ヶ丘…
いまさら取り上げるのは不勉強を露呈していることに他ならないのだが、マイクロプラスチックについて。 サイズが5㎜以下のプラスチックをマイクロプラスチックという、と定義づけられていて心底おかしいなあ、と思っていた。 これって、「ミリ」プラスチック…