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タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

IRIDM:リスク情報を活用した統合的意思決定Integrated Risk-Informed Decision Making

IRIDM標準講習会 開催案内より。ちゃんと原子力学会のWEBページを見たわけではない。

原子力発電所の継続的な安全性向上のためのリスク情報を活用した統合的意思決定に関する実施基準:2019」 (2020年6月11日発行)
(AESJ-SC-S012:2019)。この内容は誰でも見られるわけじゃなくてテキストを有料頒布。約2万円。

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一般社団法人日本原子力学会標準委員会から,「原子力発電所の継続的な安全性向上のためのリスク情報を活用した統合的意思決定に関する実施基準:2019」を発行しました。
原子力発電の安全性を維持,向上させていくための,事業者が自ら考え自ら行動する原子力施設の安全性確保活動は,対策を実施したことだけで維持されるわけではなく,評価と向上策の検討を常に継続していく必要があります。規制においても絶えざる変革が求められます。そのためには,PRAなどから得られるリスク情報に加え,運転経験,実施のリソース(体制,資金,時間など)ほか,多くの要素を収集,評価し,それを基に統合的な意思決定を行い,マネジメントすることが重要です。
この標準は,リスク情報を活用した統合的意思決定(Integrated Risk-Informed Decision Making:IRIDM)の標準的なプロセスを実施するための要件を規定したものであり,IRIDMの取り組みを推進し事業者における安全性向上を目指す上での参照,活用を期待するものです。

IRIDMに関する要件及びその実施事例,並びにその関係する事項について,背景を含め,深く理解して頂くために,2020年10月に講習会を実施しましたが,2021年度においても継続的に開催をするものです。本講習会では,標準策定に携わった方々を中心とした講師陣により,標準の内容を解説いたします。(以下略)