Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

2022-01-01から1年間の記事一覧

銀座ウエストでお茶

本当に私的なメモであるが、長女と念願の銀座ウエストへ。 ・ハムサンド(トースト):ハムがなんと豪華に7㎜厚。ウマイ。からしマヨネーズも上品な味。驚きポイントはなんとレモン汁をかけること。これがウマイ。 ・ミルフィーユ:いわゆる普通の、パイとク…

川っペリムコリッタ

荻上直子=監督、2021年日本 松山ケンイチ、ムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆 訳あり青年を演じる松山ケンイチがかっこよかった。隣人の田中が、毎日ご飯を食べに来るのだが、持参するおかずの種類がどんどん充実してきて最後は目刺し、美味しそうだった。 …

Pony Express

アメリカには、リスクを取る人が高く称賛される文化がある。Pony Expressもその一つ。 From St. Joseph, MI to Sacramento, CA この行程1800マイル、3000km弱を馬で10日間。何人の騎手が担ったのだろうか。かっこいいな。 テレグラフ(電信)技術が台頭して…

1968年生まれ女性研究者が語るジェンダー フェアで自由な社会の実現にむけて【大庭三枝】【吉原真里】【川上桃子】

『公研』2021年4月号「対話」 1968年生まれ女性研究者が語るジェンダー――フェアで自由な社会の実現にむけて【大庭三枝】【吉原真里】【川上桃子】 | 公 研 かなり面白かった。3人共、常勤で社会的地位も高く何不自由ない研究者が、敢えてジェンダー論を語る…

東京五人男

齋藤寅次郎=監督、1945年日本(東宝) 古川緑波、横山エンタツ、花菱アチャコ、柳家権太楼、石田一松 これは面白かった。終戦の年、物資がない時代によくこの映画作ったものだ。 セットもないから全面ロケ、これが東京の焼け野原をはじめ、克明な記録となっ…

歌へ!太陽

阿部豊=監督、1945年日本(東宝)榎本健一、轟夕起子、灰田勝彦 エノケンのミュージカル。ストーリーはシンプルだし役者の台詞棒読みだが、とにかく希望があって、アハハと笑える。 これ、1945年だよ。映画の文法は戦前に確立していたことに気づかされる。 …

13年前、円高だった時の韓国旅行

13年前に0歳の次女と友人と3人で韓国(ソウル)に2泊3日の旅をした。自分のブログを見て「そんなこともあったなー」だったが、かかった費用なども書いてあって、激しく安かったのに驚く。 当時はここ20年で最高レベルの円高だったのだ。1ドル80円くらい。 泊…

フラッシュダンス

ジョン・バダム=監督、1983年米国(Paramount) ジェニファー・ビールス、マイケル・ヌーリー 私が小学生の時話題になった映画。大ヒットしたのを記憶しているが、当時はあまり興味がなく、観ていない。 タイトルだけは覚えていて、気になってはいたので、…

ドライビングMissデイジー

ブルース・ベレスフォード=監督、1989年米国 モーガン・フリーマン、ジェシカ・タンディ 48年、夏。長年勤めた教職を退いた未亡人のデイジー(ジェシカ・タンディ)は、ある日運転中に危うく事故を起こしかけ、母の身を案じた息子のブーリー(ダン・エイク…

家族を想うとき

ケン・ローチ=監督、2019年イギリス、フランス、ベルギー合作 クリス・ヒッチェン、デビー・ハニーウッド、リス・ストーン、ケイティ・プロクター ケン・ローチ、ワタクシ史上3作目。ずっと観たかったがようやっと鑑賞。 原題は「Sorry we miss you」、宅配…

エコテロリズム

初めて聞いた言葉。最近できたのだろう。 アートか環境か?という疑問を世間に投げかけるために、ゴッホの「ひまわり」の絵にトマトをぶつける。ありえん。 こういう人達がいるから、環境系学科の人気が落ちるんだよな、やめてくれ。

だんじり事故は続く

だんじりなら死亡事故は許容されているのは、不思議な気持ち。亡くなった人の家族は、どんな思いなんだろう(反語じゃなくて、純粋な疑問として。)「だんじり横転」男性死亡 試験曳きの最中下敷きに FNNプライムオンライン 2022/10/15 07:46 「だんじり横転…

アイ・アム・まきもと

水田伸生=監督、2022年日本 阿部サダヲ、満島ひかり、宮沢りえ、宇崎竜童、國村隼、でんでん

モガディシュ 脱出までの14日間

リュ・スンワン=監督、2021年韓国(LOTTE Entertainment) キム・ユンソク、チョ・インソン、ホ・ジュノ、ク・ギョファン モガディシオとおぼえていた、古い人間のワタクシ。イタリア語風の発音らしい。アフリカの角、ソマリアの位置くらいは知っていたが、…

サタデー・ナイト・フィーバー

ジョン・バダム=監督、1977年米国 ジョン・トラボルタ ずっとずっと観たくて、目黒シネマまで観に行った。 これは、思ってたんと違う(笑)。トニー(ジョン・トラボルタ)が実はあんまり踊ってない。ダンスは添え物で、実はロマンチックラブコメだったとい…

オール・ザット・ジャズ

ボブ・フォッシー=監督、1979年米国(20世紀フォックス) ロイ・シャイダー、ジェシカ・ラング ブロードウェイの振付師が主人公。こいつがクズ中のクズ。タバコ吸いすぎ、酒飲み放題でやりたい放題、こんな男が死にゆく話。 「なんでこんな映画がカンヌで賞…

ベイビー・ブローカー

是枝裕和=監督、2022年韓国(CJ Entertainment) ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナ、イ・ジウン、イ・ジュヨン 話も面白かったけど、「この人どこかで観たことある!」という見知った顔の俳優さんが一杯で面白かった。「リンダ・リンダ・リンダ…

ボイリング・ポイント 沸騰

フィリップ・バランティーニ=監督、2021年イギリス スティーヴン・グレアム、ヴィネット・ロビンソン あらすじは eiga.com ロンドンの高級レストランを舞台に、オーナーシェフのスリリングなある一夜を、全編90分ワンショットで捉えた人間ドラマ。一年で最…

ドンバス

セルゲイ・ロズニツァ=監督、2018年ドイツ、ウクライナ、フランス、オランダ、ルーマニア合作 タマラ・ヤツェンコ これは、今観るべき!!本当によくできたフェイク・ドキュメンタリー。ドキュメンタリーとついつい錯覚してしまう。よく考えるとこんなこと…

男はつらいよ

山田洋次=監督、1969年日本(松竹) 渥美清、倍賞千恵子、光本幸子、志村喬 博とさくらが結婚するシーンがあると聞いたので観たくなって、まさかの第一作目を観てしまった。 博の父(志村喬)の演技が、非常に良い。良すぎる。そして、「諏訪飃一郎」誰も読…

男はつらいよ 花も嵐も寅次郎

山田洋次=監督、1982年日本(松竹) 渥美清、倍賞千恵子、田中裕子、沢田研二 ふとしたきっかけで、この映画のポスターを見たらなんと、谷津遊園の観覧車がデカデカと。ということで見ることにした。 沢田研二が何たるかっこよさ。あまりにも二枚目すぎるこ…

憂鬱之島Blue Island

チャン・ジーウン=監督、2022年香港 時代革命よりもわかりにくかった。 インタビューを受けた若い世代の多くの人が「裁判の判決待ち」「収監中(要するに投獄)」と答える。こんなに簡単かつ大量に「犯罪者」が生み出されているのは違和感しかなかった。自由…

技術システムの神話と現実 原子力から情報まで

吉岡斉・名和小太郎=著、みすず書房、2015年p68 「安全文化は安全を専門家によって組織内に抑え込む、これに対して情報セキュリティ文化は、それが不可能なので、ユーザーにまで安全についての覚悟を求める、という構造になっています。」 →情報セキュリテ…

環境リスクからリスク学に入るとゼロリスク信仰になりやすい?

環境科学はそもそも汚染に着目し、汚染を減らす観点から人間への影響ゼロを追求しがちなので。 一方で、土木分野では、豊かな生活の追求が最終目標だから、どこまでなら自然を破壊して大丈夫なのか、という視点に立つことが多い。 両者は出発点から違う。 公…

時代革命

キウィ・チョウ=監督、2021年香港(ドキュメンタリー) 出演者のクレジットは「香港人」。 東京渋谷のユーロスペースにて。不便な時間帯だったのに、7割の客の入り。このドキュメンタリーは、香港では上映できない。代わりに日本で、自分の目でしっかりと観…

メガフォース

ハル・ニーダム=監督、1982年米国・香港(嘉禾娯楽事業有限公司(ゴールデンハーベスト)) バリー・ボストウィック、パーシス・カンバータまず、あらすじ。moviewalker.jpより。下記、精鋭600名とあるけど、60名の間違いなのでは?「私が61人目じゃだめで…

PLAN75

早川千絵=監督、2022年日本・フランス・フィリピン・カタール=合作 倍賞千恵子、磯村勇斗 これは、日本に住む人が全員観るべきです。ほんと。主人公の女性、角谷ミチ(倍賞千恵子)は78歳。夫と死別後、ホテルの客室清掃を長年続け、慎ましくも自立した一…

砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード

サム・ペキンパー=監督、1970年米国 ジェイソン・ロバーズ、ステラ・スティーヴンス ワイルド・バンチよりほっこり。サム・ペキンパーさんこんな映画も作れるの?と意外な発見だった。前半ドリフのドタバタコントみたいだったが、最後が意外なほどシリアス…

ワイルド・バンチ

サム・ペキンパー=監督、1969年アメリカ ウィリアム・ホールデン、アーネスト・ボーグナイン、ロバート・ライアン 殺し合いの虚無感が強い。人が撃たれまくるので、甘ちゃん路線の人はちょっと合わないかも。西部劇がカッコいいものだった時代からアメリカ…

てもずら

ふと思い出して懐かしい気持ちになった、新潟の言葉。 幼いころ、いろんなものに興味を持って触りたがる子だったので、母に「てもずら しんなて!」とよく注意された。母は新潟県燕市の出身。 「てもずら」は、標準語で言うと「手いたずら」。新潟では「する…