Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

2011-01-01から1年間の記事一覧

自分のアタマで考えよう

ちきりん=著,ダイヤモンド社同時並行で読んだこの2冊.期せずして,この著者のお二人は戯作家同士だな,とふと思った.バックグラウンドは全然違うにも関わらず筆致がそっくりなことに気がついた.

パオロ・マッツァリーノの日本史漫談

パオロ・マッツァリーノ=著,二見書房

子どもたちも貴重な戦力

大掃除,正月準備に9歳の長女,5歳の長男が大活躍.次女にはず〜っと録画したアンパンマン見せてた.やなせたかしさんにベビーシッター代払わねばw

Hyla社水式掃除機

大掃除頑張りました.私としてはここ数年で最も熱心に掃除をした. 頑張れた理由の一つは,ようやく子どもたちにわずらわされなくなったこと.1年前は3人目が乳飲み子だったのでやっぱり手がかかっていた. もう一つは,今年,ドイツHyla社製の”高級”(←こ…

年賀状

年賀状作成中.業務用と家族用の二種類.それぞれポイントが違うのでやりがいがある.「世界一簡単にできる年賀状」なるムックを入手するも,デザインがやっぱり気に入らなくてアレンジに時間がかかっているので,全く簡単にできないorz. この期に及んでPho…

チョコレート

マーク・フォスター=監督,2001年米国 もう一つおまけに米国映画.これはちょっと私の趣味ではなかった. 人種差別がいまなお色濃く残る現代のアメリカ南部をちゃんと映していてリアリティはあるんだけど,暴力,銃・・・いずれも苦手です.子どもが殴られ…

荒野の七人

ジョン・スタージェス=監督,1960年米国(United Artists,配給はMGM) 原題は”The Magnificent Seven”(タイトルの付け方もセンスいい!) 米国出張に触発されて,久しぶりに王道アメリカ映画を観る気になった.こんなに有名な映画なのに初めて観た(元ネ…

「安全は客観的、安心は主観的」というのは逆ではないのか

冷泉彰彦さん2011年11月30日 ニューズウィーク日本版(こちら) 安全が客観的で、安心は主観的というのは逆なのではないでしょうか? 例えば食品に残留している放射性セシウムについて「1ベクレルでもイヤ」と思っている人は「私は偉い科学者が科学的な根拠…

ツレがうつになりまして。

佐々部清=監督,2011年日本 飛行機の中で観て泣いた,映画としては☆2つというところか. 題材としてはとてもよかった,私の周りには躁鬱病に苦しんでいる人がパッと思いつくだけでも3人いて,そして夫か私もかかるかもと思うと入れ込んで観てしまった.闘病…

羽田にて

米国から帰国して思うこと.ここ,日本(羽田)は日本語しか聞こえない,安心するような残念なような.HustonでもLAでもスペイン語と英語が半々だったからね.ああいう緊張感はいいよね.灯り,日本はやっぱり明るい.PCでの仕事がしやすいから分かる. あぁ…

ハッシュ!

橋口亮輔=監督,2001年日本 (劇場公開のときから観たい観たいと思ってて,ようやく.DVDにて) これは面白かった!なんでもっと早く観なかったんだろう. ゲイカップルの話なので重いのかと思ったら,すごくテンポが良くて☆5つ(満点)!!!セリフもリア…

映画好き人(ずきびと)の話

ほぼ日刊イトイ新聞のサイト内コンテンツ(こちら).糸井重里さんと和田誠さんと三谷幸喜さんの鼎談. 三谷幸喜つながりでリンク貼っとく. 鼎談面白い!WEBサイトで声を上げて笑えるって,そうそうないと思う. 和田誠の本で仕入れた知識を,和田誠との対…

ステキな金縛り

三谷幸喜=監督,2011年日本(フジテレビ他)なかなか面白かった.三谷さんの映画の特徴は,登場人物が揃いも揃って変人なところ.噛み合わない感じが絶妙なのだ.ただ一人マトモだったのは宝生エミの恋人役をやった男(木下隆行さん.この人は初めて見た)…

明解 水質環境学

浦瀬太郎=著,プレアデス出版心の師と仰いでいる(先輩なので,実際に師でもあるのですが・・・),浦瀬さんが書かれた教科書.すみません,ようやく買いました.下水処理って不思議な分野だった. 自然現象と化学プラント内の反応という対極にあるものが同…

「安全な食べもの」ってなんだろう?放射線と食品のリスクを考える

畝山智香子=著,日本評論社全体をざっと読んだだけだが内容があまりにもプロ向けなので驚く.特に前半. たとえばIARCのグループ1〜4の分類(物質や行動がヒトに対して発がん性がある,といえる「根拠がどのくらい明確か」という程度に応じた分類.p.36)…

長男と次女の攻防

長男(5歳10ヶ月)と次女(2歳9ヶ月)は精神年齢が近いのかよく一緒に遊んでいる.長女(9歳)は下二人とはあんまり遊ばず,傍観することを冷静に楽しんでいるよう.二人の様子を的確に要約して報告してくることもある.長男は妹(次女)のことが大好きで,…

珈琲時光

ホウ・シャオシェン(侯 孝賢)=監督,2003年日本(松竹)この監督は,大学2年のとき「戯夢人生」を映画館に観に行ったのだけれど疲れてて眠ってしまい,それ以来遠慮していた.この年になって「結構大丈夫かも」と思って(何がどう大丈夫なのか,全然説明…

実践!交渉学

松浦正浩=著,ちくま新書hayashiさんのブログ(こちら)に紹介されてたので買って読んでみた.すごく読みやすくて2時間で読了.面白かった!一点難癖をつけるならば,科学技術と社会的合意の項は一般論どまりで,もうちょっと突っ込んで書いて欲しかったか…

サンマの季節

スーパーでサンマの刺身を買って遅い夕食.やっぱりプロの作ったお刺身は舌触りが違う,と感心しながら食す. 先月,大量に生サンマ頂いたので私も初めてお作りに挑戦して,プロの技の凄さを思い知った.三枚おろしは案外簡単だったし美味しかったけど,見た…

ローマ人の物語

41〜43(文庫)が出たので購入.ついにラスト!読み始めから2年,長かった….若かったローマ帝国もすっかり老境だ.そして,彫刻に残る為政者の顔がすっかり中世.

子どもたちと舞台に立つ

仕事で,人前で話す機会が格段に増え,なんだかんだで月に2回はプレゼンしている.すっかり慣れちゃって,それもイカンなあと思っていたところ,なんと子どもたち3人と一緒に舞台に立ってしまった.次女は2歳7ヶ月で初舞台(笑)である. 長女が市の少年少女…

イタイイタイ病の原因はカドミウムと”学問的に”確認されていない

池田信夫さんが標記の発言をされたらしいことについて. 池田さんが「学問的には確認されていない」という言葉をどういう意味で使っているかの問題ですね.きちんとした設計の疫学調査で有意差が出ている報告は,私も記憶にないので,多分,池田さんは間違っ…

世界に勝つ戦略

昨日今日と東京でシンポジウムの聴講.内容を詳しく書けないけど,今後の研究の方向性を途中なんども考えた.待ちで受け身な姿勢では世界で勝てず残念なことになる.自分たちでルールを作ってイニシアティブを取るってすっごい大事. 技術は流行り廃りがある…

次女の日本語「ごめんなさい!」

次女,2歳7ヶ月.上に二人いるせいか言葉は相当早かった.新しいおもちゃがあると「ママ〜?これ,どこから買ってきたの〜?」などと大人顔負け.しかし,まだ時々変なことがあるので忘れないうちに記録しておく. 兄(うちの長男)に,遊んでいたおもちゃを…

リスク意思決定論

谷口武俊=著,「環境リスク管理のための人材育成」プログラム=編,大阪大学出版会 諸外国のリスクカバナンスの考え方が適切に要約されて,この分野の教科書としては包括的で,かなりのお得感アリ. 意思決定のアプローチには「規範的」と「記述的」の2つ…

コクリコ坂から

宮崎吾朗=監督,2011年日本 うん,面白かった.昭和38年の横浜が舞台. 時代考証がどれくらい正確かはよく分からないけど,細部から目が離せない映画は大好き.制服の寝押し(今の高校生は寝押しするかな?),手回し脱水機付きの洗濯機,冷蔵庫の小さいこ…

自民党案(0歳児保育廃止か)

何だかネット上がこの件で賑わっていたので便乗してみる. http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-066.pdf この自民党案を「母親が家庭で赤ちゃんを育てるべき,という押し付けだ!」とみるのはいささか短絡的だろう.単に,ゼロ歳児集団保…

次女,ハサミを持つと

2歳半の次女、子ども用のはさみ持って大人しく紙をチョキチョキしていたので油断して放置していたら、自分の髪の毛をザンバラに切っていたorz。長女は4歳の時、弟の髪を勝手に切っててギャーと青ざめた記憶があるが、自分の髪の毛を、ってパターンは初めてor…

5ヶ月後の被災地を巡って見たもの

仙台に出張する機会があったので,被災地を見てきた.忘れないうちに感じたことを書いておきたい.あくまで個人の感想であり,不快に思われた方があれば,どうかお赦しください.<名取市閖上地区> 海岸線から3km入ったところに,いきなり漁船がゴロンとし…

同業者の方の死

私と同年代の研究者の方が,病気のため亡くなられた.あまりにもショックで言葉が出なかった.私の頭の中では,その方と2,3年のうちに共同研究できるかも?と思っていたので. 人生生き急ぐくらいじゃないとダメだなあと思った次第.私も,もうちょっと沢…