Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

荒野の七人

ジョン・スタージェス=監督,1960年米国(United Artists,配給はMGM)
原題は”The Magnificent Seven”(タイトルの付け方もセンスいい!)
米国出張に触発されて,久しぶりに王道アメリカ映画を観る気になった.こんなに有名な映画なのに初めて観た(元ネタの黒澤「七人の侍」は20年近く前に銀座並木座で観た.肝心のストーリーはカナリ忘れてた).
やっぱり安心して観れる,ってことは私の脳が確実に保守化してるってことだなあ.白人優位(=正義),”インディアン”は下位,と時代感タップリ.
用心棒たちが守った村はメキシコにある(あれ?アメリカ国内なのかな?国境付近ということは確かだけど)という設定だったのも新鮮(村人はスペイン語喋ってたが,村の知識階級は英語も分かるのね).このへんも格差感タップリ.
ともあれリーダー役のユル・ブリンナーの圧倒的な存在感にクラクラしっぱなし(多分「七人の侍」の志村喬はここまでカッコ良くなかった).「王様と私」でしか観たことなかったので見直した.チャールズ・ブロンソンスティーブ・マックィーンはそこそこ(苦笑).