Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

バンコク:空港からホテルまでの記録

今回,バンコクのスワンナプーム国際空港からダウンタウンにあるホテルまで,車で送迎してくれることになっていた.勿論,費用は向こう持ちである. これは好待遇,と喜ぶのは早い.バンコクは渋滞がものすごいことは有名で,最近出来たエアポートライナーと…

ローマ亡き後の地中海世界 1-4

塩野七生=著,新潮文庫 現実逃避.我慢してたけどついに手を出した.歴史の知識皆無な人間にもこれだけ読ませるんだから,塩野さんはすごい.この本持ってシチリア行きたい〜

リスク・コミュニケーション―相互理解とよりよい意思決定をめざして

吉川 肇子=著,福村出版 リスク認知の基本的な所が日本語でまとまっている本,として購入.この本は15年ほど前の出版だが,この分野あまり進んでないのかな?3.11以降よく耳にした一般論は,すべてここからの引用みたいに感じた(ヒューリスティックスや思…

リスクとつきあう―危険な時代のコミュニケーション

吉川 肇子=著,有斐閣選書 リスクコミュニケーションの超・入門書として良書.ポスト3.11のリスコミ大流行の現在において,「リスコミ?なにそれ美味しいの?」という人はこのへんから勉強すると良いと思う.市民目線から専門家に対してアプローチする本は…

1950年代にICRPで行われていた議論

1950年代にICRPで行われていた議論の回想記(リンク切れ)を読んでいて,こんな記述を見つけ,ほほぅと思ったのでメモ.ざざっと訳すと(訳は未チェックなので注意) ・1959年,ICRPで直線しきい値なし仮説が採用された.これは,実態を考慮したうえでの,管…

放射線医が語る福島で起こっている本当のこと

中川恵一=著,ベスト新書 至極まっとうなことを言っていると思うが,調べてみたらネット上で批判している人も少なくないようだ. 実際にがん患者と向き合い,放射線治療をしてきた経験に裏打ちされた発言は重く,一般の人がこれを上回る科学的知見を持ち合…