Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

2010-01-01から1年間の記事一覧

男はつらいよ 奮闘篇

山田洋次=監督、1971松竹映画、渥美清、榊原るみ 五能線の風景や鰺ヶ沢駅が映ってるって知って、義母と意気投合して見ることに。青森のシーンは多くなかったけど富士市(静岡)、越後広瀬(新潟の山奥、只見線)、そしておなじみ葛飾柴又の風景が良くて良く…

あったらいいなシリーズ

電子書籍元年ということで。 職場で、手持ちの紙書籍をPDF化するサービスの話題でにわかに盛り上がっている。こんなサービスを利用する人は家が本だらけで寝る場所もないという人に限られるだろうな、と思う。これから買う本は全部電子書籍にする、という人…

偶然とは何か

竹内啓=著、岩波新書 リスク論に対する漠然とした不信感の代表的な声: 「確率の大小で議論するのは大事だけど、自分がその被害にあうかどうかを考えるとき、自分にとっては確率は0か1のどちらかだ。もし1(=アタリ)だったときはどうしてくれるの?一人…

DGT conference

なんだかんだで,環境中(主として土壌)の重金属について化学種を知らねばなるまい,という気分.お金も何とか工面して実測だ!ということで,今ホットな手法と思われるDiffusive gradient in thin film (DGT)法について調べている. で, DGT conference 2…

「ローマ人の物語」は超おすすめ!

昔、世界史で習ったとき、「なぜ東ローマ帝国って東がついてるの?変だねぇ」と思った記憶がよみがえる。分裂、西は滅亡したからなのだけれど。じゃあ、国はどういう条件の時滅亡するの?理由も習ったけど、すっかり忘れちゃうくらいインパクトなかったなあ…

続・反社会学講座

パオロ・マッツァリーノ=著、ちくま文庫 またも手にとってしまった、パオロさんの本。パターン読めてきて飽き気味だが、めざせコンプリート!

時事少年 流行と事件のアーカイブ 1999〜2001

爆笑問題=著、集英社 10年前の時事ネタだから古いかな?と思ったけど、ネタは確かに前のだが古くさくはない。太田のつっこみ(電車の中で爆笑しまくりで困った)が、時事ネタとほとんど関係ないせいもある。しかも100回に1回くらい真実をついているので。こ…

ローマ人の物語 終わりの始まり

塩野七生=著、新潮文庫 2年かかってようやく文庫本30まで到達。でも、書棚にこの文庫本がずらりんと並んでいるのは圧巻よ!装丁も美しいし。 **** 五賢帝時代はつまんなかったのに対し、ここに来て俄然面白くなってきた。国が繁栄しているときより衰退…

本が作れます

WEB上で. http://bccks.jp/ 素敵なサービスだなあ.写真集の自費出版も簡単にできちゃう時代!

山形スクリーム

竹中直人=監督, 子どもの世話をしながら観たので,簡単な話なのにストーリーから落ちて???だった.自分の集中力がないだけなのか・・・ ファンタジーすぎ,キャストは超豪華!竹中直人の妄想(=理想?)の世界を映画化したのね.

若者殺しの時代

堀井憲一郎=著、講談社現代新書 某アルファブロガさんーがおもしろかったと書いていたので買って読んでみた。 若者が金儲けのターゲットとして本格的に狙われ始めたのが1983年、という節目をananの記事から線引きしたことはなるほどと思う。 ただ、自分の感…

1,4−ジオキサンをほかの物質に代替する必要は,本当にあるのか

1,4−ジオキサンの環境基準が設定されたことをうけて,その排水基準の設定や特別管理産業廃棄物への指定について,中央環境審議会排水規制等専門委員会で審議されている.取り上げられた理由は, ・これまでに公共用水域や地下水における基準超過実績がある …

寺の仕事は激しく忙しい

今週末、ほとんど反射神経だけで生きていた。6食のうち、立って食べたのが3食。最も多忙だった1時間は、かかってきた電話7本、かけた電話3本、その他にファックス。1年に1回くらいこういう時がある。日曜の夕方になってやっと落ち着いた。

長女近況

2年生の長女、感想文と図画でそれぞれ賞をいただくことに。よかったね!私もがんばろ(なにを?)

次女@1歳8ヶ月

あばちゃ くまちゅ ばいば〜い ちった 次女が口にした言葉を忘れないうちにそのまま記録。「おばあちゃんのくるまいすにバイバイした」。 しかし,「くまちゅ」がすぐに「くばいちゅ」に進化.次女,すごいぞ. ・アンパンマンのマイナーキャラまで言えるの…

この週末あったこと。長女合唱練習2回、家族の送迎6回、お弁当作り、国際電話、自動車接触で保険屋へ、その他電話多数、おばあちゃんの介護。子供の相手と家事以外でもいろいろあって、久々に目が回った。

13歳からの反社会学

パオロ・マッツァリーノ (著),角川書店 パオロさんの著書コンプリートしよっかな?くだらないけど面白い. すごいと思ったのは,著者が国会図書館で資料を探した経験を書いていたこと.文筆業って国会図書館で調べ物するんだ! 個人的にツボだったのは古い…

近況

4月に育児休業を終え、つくばへの単身赴任生活(いわゆる金帰月来というやつ)を始めて早半年が経ってしまった。ひとことで言うと元気にやってます。子供たちも夫も私も。毎週末、ず〜っと子供たちとべったりで、特に次女は舐めるように可愛がっております(…

理論社,民事再生法の適用を申請

帝国データバンクサイト(こちら)より. 少子化の影響ってこういうところに来るのね. 小学生時代,理論社というだけで片っ端から読んでいた,元・文学少女としては残念.

動物実験代替法としての組織培養モデル

標記の件に関して、酒井康行先生(東大生産研)の講演を拝聴する機会に恵まれた。 組織培養モデルが研究されている背景は、動物実験の縮小という世間の要求が一つ。一方、動物実験ではブラックボックス的要素が大きすぎて毒性発現メカニズムの解析が難しい、…

日本でもこういう情報がほしい

米国CDC:Fourth National Report on Human Exposure to Environmental Chemicals(PDFはこちら) 言うなれば化学物質の個人曝露量の分布データ集.地味な仕事だけど重要.データの充実している物質とそうでない物質が丸わかりなのもよい.こういう資料があ…

ありえない美味さ

本当に美味いものは、店では買えない。この事実は、山形に生活の拠点を置くようになって実感する。 今年も、檀家さんのIさんのところでとれた桃が届いた。Iさんは研究熱心で、本当に農業が好きな方である。ありとあらゆる農産物を作っていて、家(の廊下)に…

サマーウォーズ

細田守=監督,2009年日本 おもしろかった。近年稀に見る星5つ。 映画製作集団マッドハウス、「東京ゴッドファーザーズ」(感想はこちら)でもここの作品はよかったけど、今回はさらにクオリティー上がった気がする。 信州上田の旧家(大豪邸)が舞台。自然…

M先生との飲み会

参加した某学会で、T1大学&T2大学の名誉教授であられる、M先生の特別講演があったので、よい機会かもということで聞いた。某業界では重鎮、某省のご意見番。私の指導教官ではなかったものの、学科内での研究報告会で私の研究に常に鋭い指摘をされ、指摘内…

ドイツとスイスの窓

ドイツの窓は窓枠が太い。一般の家ならたいてい同じ大きさ。1軒の家でも同じだし、家同士でも同じ。工業品の規格があるのかなあ?そして鎧戸がない。よく言われることだけれど、窓ガラスがピカピカ、夏は植木鉢がバルコニーにかかっていて、花いっぱい。 そ…

地下鉄(メトロ)に乗って

篠原哲雄=監督、2006年日本 この監督さんも好きなのでちょっと期待していたけど・・・昭和39年の日本(東中野、地下鉄丸の内線開業の日)とか、戦争中の銀座線とか、戦後の闇市とか興味のある題材(風景)ばかりなのに、作りもの臭くてだめだった。浅田次郎…

ゴールデン・スランバー

中村義洋=監督、2010年日本 堺雅人、吉岡秀隆、劇団ひとり キーワード:テロ。宅配便業。仙台(原作者の伊坂幸太郎さんの出身地なのか?)。 堺雅人演ずる男が、意図せずかつ巧妙にテロリストに仕立て上げられる、という話。劇団ひとりが真面目に演技してい…

「ホメオパシー」についての会長談話

ついに出た.元記事はここ.日本学術会議会長の金澤一郎さんより. 「プラセボであっても効くのだから治療になる」とも主張されていますが、ホメオパシーに頼ることによって、確実で有効な治療を受ける機会を逸する可能性があることが大きな問題であり、時に…

JECFAがCdの耐容摂取量を1カ月当たりの量として設定するように変更.

元記事はここ.いままでは1週間当たりの量(PTWI,Wはweek)として7 μg/kg body weightが設定されていたが,それを取りやめ,PTMI(Mはmonth)として25 μg/kg body weightを設定した.理由は,半減期が長いため. 本当はPTLI(Lはlifetime)とするのがカドミ…

マレーシアの土

忘れないうちにマレーシアの印象を. クアラルンプール国際空港からクアラルンプール市街まで特急で移動するなかで見た,ほんのわずかな光景から受けた印象で,きわめて限定的であることはお断りしておく. なんつーか,気候はパワフルなんだけど,土が均一…