2010-11-21 ローマ人の物語 終わりの始まり 読書 塩野七生=著、新潮文庫 2年かかってようやく文庫本30まで到達。でも、書棚にこの文庫本がずらりんと並んでいるのは圧巻よ!装丁も美しいし。 **** 五賢帝時代はつまんなかったのに対し、ここに来て俄然面白くなってきた。国が繁栄しているときより衰退しつつある方が好き。もっとまとめると、私は定常状態より変化がある方が何につけ好みってことだね。たとえば、1950年代後半の日本映画とか、1990年代、中国へ返還直前の香港映画とか。