Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ホット・ショット

ジム・エイブラハムズ=監督、1991年米国 チャーリー・シーン家でDVDで観た。高校3年のとき同級生が映画館で観た、って言ってたのを思い出す。 チャーリー・シーンは、当時の洋画でコメディアンの中ではかなり人気があった。「メジャーリーグ」は映画館で観…

逃げた女

ホン・サンス=監督、2020年韓国 キム・ミニ、ソ・ヨンファ、ソン・ソンミ、キム・セビョク静かな映画。結婚してから5年、夫と一度も離れたことがない女性が、先輩や友人をたどって旅に出る。 窓から見える景色は何を暗示しているのか。先輩や友人はパートナ…

チャンシルさんには福が多いね

キム・チョヒ=監督、2019年韓国 カン・マルグム、ユン・ヨジョン、キム・ヨンミン渋くて面白い作品。韓国のじゃんけんシーン、「カイ・バイ・ボ」って本当に言っていた! レスリー・チャンそっくりの幽霊が出てくる。私もレスリー大好きなので、あんな幽霊…

煙突の見える場所

五所平之助=監督、1953年日本(新東宝) 田中絹代、上原謙、高峰秀子 新東宝という映画会社、東宝は一回潰れたのか?千住に縁があるので、以前から見たかった映画。お化け煙突が見える東京下町の庶民の話。意外や意外、五所平之助の映画は初めて観た。千住…

炎上CMでよみとくジェンダー論

瀬地山角=著、光文社新書 広告業に係るすべての人が読むべき本。炎上CMのパターンを「性別役割分業(現代にあわない価値観)の押し付け」、「訴求層の見誤り」と2つのポイントに整理したところが分かりやすい。なるほどこういう軸があったのか。 面白いのは…

リスク評価機関とリスク管理機関の分離が重要(西浦博先生)

西浦博教授が緊急報告 “五輪のリスク”議論の背後にある「最大の問題」 gendai.ismedia.jpオリンピック開催前の記事(2021年6月18日)。 そういえば、オリンピックあったなあ、みたいな感覚にすでになっている。西浦先生の記事は、リスク評価機関とリスク管理…

農薬の残留基準をどのように決めるか

農薬の残留基準、という微妙な用語だが、消費者目線で言うと要するに「農薬の食品中基準値」、それがどのように決まるか。 なかなか良い説明資料だったのでリンク。 理解していなかったのだが、スライドP.4 「農薬等の残留基準の設定にあたり、⾷品安全委員…

中国における農業用フィルムから放出されるフタル酸エステルの影響

Agricultural Plastic Pollution in China: Generation of Plastic Debris and Emission of Phthalic Acid Esters from Agricultural Films Qian-Qian Zhang, Zhao-Rong Ma, Ya-Ya Cai, Hui-Ru Li, and Guang-Guo Ying* Environ. Sci. Technol. 2021, 55, 18,…

風が踊る

ホウ・シャオシェン=監督、1981年台湾 作りがシンプルというか、話も構図も普通のため、ちょっと退屈だった。一つ一つのエピソードが脈絡なく感じる、つなぎもイマイチかなー、というところ。 目が見えない青年とヒロインの恋愛物語と思いきや、青年は手術…

ネットフリックス(Netflix)で観た映像

Netflix限定配信のドラマやドキュメンタリーを映画リストに加えていいのかわからないのでこちらに。「科学者とジェンダー Picture of Scientist」 女性研究者コミュニティで話題になっていた。観ていて辛い場面あり。 90年代は、米国MITですらも女性が少数派…

14歳の栞

竹林亮=監督、2020年日本 14歳、中学二年生。とある公立中学校の1クラス全員、35人の3学期に密着。 いや、この映画、良く撮れたね。良く成立したね。奇跡だよ。奇跡を見せてもらった。 私の中二は、もっと暗くてつらかった、もちろん、楽しいこともあっ…

モロッコ、彼女たちの朝

マリヤム・トゥザニ=監督、 2019年モロッコ ルブナ・アザバル、ニスリン・エラディ 人生初のモロッコ映画。素晴らしかった。未婚の母に対する悪口と差別がすごい。女が女の悪口を言う。ああ、こういう社会なんだなー。 私も妊婦だった時のことを思い出し、…