Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

みんなの道徳解体新書

パオロ・マッツァリーノ=著,ちくまプリマー新書 「人を殺してはいけない理由」について,最後の章に書いてある.これは本当に目から鱗だった. 交通事故の死者数目標値があるって,大学の授業(交通工学)で習ったとき私は大人になった気がした.しかも当…

2016年末大掃除

本日は人海戦術で本堂掃除を終わらせた。マッチ燃えさし、お賽銭、お供物の回収は子どもたちの仕事。雑巾がけも低いところは子どもたち担当。住職は高い所と主要部分の雑巾がけ。私はクモの巣取りと掃除機がけ。使える人手が多くなり、ずいぶん楽になりまし…

世界の果ての通学路

パスカル・プリッソン=監督,2012年フランス お,おぅ…,と口にしてばかりの映画だった. 通学路に野生のゾウがいる!学校行くだけでも毎日冒険.片道15kmの道を2時間歩く.守らなければならない妹もいる.草原の中,野生動物からの隠れ場所が意外に原始的…

想いのこし

平川雄一朗=監督,2014年日本(東映) 泣けたけど,幽霊ネタは基本反則って感じ. ポールダンスの華麗な世界そして,ダンサーたちの地道な基礎トレは初めて見る世界だった.

学校が教えないほんとうの政治の話

斎藤美奈子=著,ちくまプリマー新書 選挙権が18歳19歳にも与えられることになり,その世代(高校生)に向けて書いた本とのことだが,大人も読むべきだわ〜,これ. 相変わらずキレッキレの美奈子先生.政治に興味がない理由,選挙に行かない理由はズバリ「…

大人のコミュニケーション術

辛酸なめ子=著,光文社新書 スピリチュアルにはこれっぽっちも興味がない私だったが(著者のなめ子さんは,その手の話が結構好きみたい),大変面白く,ためになる本であった. ダークサイド思考は程度の差こそあれ誰でも持ってる性質.なめ子さんはダーク…

動物農場

ジョージ・オーウェル=著,開高健=訳,ちくま文庫

社会はなぜ左と右にわかれるのか 対立を超えるための道徳心理学

ジョナサン・ハイト=著,紀伊國屋書店 すっごく面白い.カーネマン「ファスト&スロー」の内容も頭の中で引っ張り出しつつ読む. ハイトはいわゆる天才肌じゃないものの,迷いながら研究をしている様子がすご〜く良い.(文章上そう見えるだけで,本当は天…

一九八四年

ジョージ・オーウェル (著), 高橋和久 (翻訳) [新訳版],ハヤカワepi文庫 長女に「動物農場」を勧めたら,一緒に買ったらしく逆に勧められた. 異なる意見が言えない,”間違った”過去は改竄される,上に反抗するものは粛清.近未来の「ビッグ・ブラザー」が…

San Diego, CA, USA

米国出張.24時間前からネットでチェックインできるんだけど(United),完了したらスマホにチケットが送られてきた.自力で印刷してもOKと言われる.20年前くらいには,航空券といえば事前に旅行会社から送られてきて,しげしげ大事に眺めていたものだが,…

Flint, Michiganの水道

マイケル・ムーアつながり(?)で. ES&Tをチラチラ見ていたらFlint, Michiganの水道がヤバイ,という話がCommentaryにあったので,ちょっと調べてみた. Flint, Michigan, USAでは,デトロイトの管理会社に水道事業を委託していたが市の財政問題から委託費…

機械安全(生活支援ロボなど)

所内で話を聞く機会あり.イノベーション途上の分野にはあるあるネタだが,かなり衝撃を受けた. **** 福祉系,介護系のロボットは,製造者側がリスクアセスメントすらできていない場合が多い. 考え方が理解できない,不慣れ,がその主な理由.取りうる…