ドイツの窓は窓枠が太い。一般の家ならたいてい同じ大きさ。1軒の家でも同じだし、家同士でも同じ。工業品の規格があるのかなあ?そして鎧戸がない。よく言われることだけれど、窓ガラスがピカピカ、夏は植木鉢がバルコニーにかかっていて、花いっぱい。
それに対してスイスは、窓は手作りの感じで窓枠が細くて繊細で(腰掛けたらバキッと折れそうな感じ)、鎧戸も線が細くておしゃれ。花があるところはドイツと同じだけど、ドイツからスイスに来ると、家がおもちゃみたいに感じられるところが面白い。
・・・こんなことを「河童が覗いたヨーロッパ」(妹尾河童=著、新潮文庫)を再読しながら考える。この本は修士2年の時に買ったものだが、内容をすっかり忘れていた。ヨーロッパを自分の目で見た後読み返すと、突っ込みながら読めるので面白かった。