Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

M先生との飲み会

参加した某学会で、T1大学&T2大学の名誉教授であられる、M先生の特別講演があったので、よい機会かもということで聞いた。某業界では重鎮、某省のご意見番。私の指導教官ではなかったものの、学科内での研究報告会で私の研究に常に鋭い指摘をされ、指摘内容は今もいちいち覚えている。先生は私がD2のときに退官、ホテルのバンケットルームを借り切って盛大にパーティーをしたことも思い出した。
講演内容は、その退官講演会のときの内容とかぶっていた(といっても、私も今回聞いて、あれ?どっかで聞いたような・・・とすっかり忘れていたのだけど)。哲学・宗教から話を始めて、環境問題解決手法に持っていく強引さ(笑)、アヤシイけどエネルギッシュですな、お元気そうで嬉しかった。そして、聞きながらM先生の環境流体力学の講義が眠かったことを思い出した。毎週寝てました。先生すみませんでした。
学会の後、M先生に誘われて、出身学科の先輩・後輩とともに飲み。こういうノリはつくばではきわめて稀なので”ここは東京だなあ〜”と実感する。
M先生は相変わらずタカ派で、「日本の技術や環境基準を世界のスタンダードにする気持ちでいかないと。コンサルが海外に出ていこうとしないのが問題だ、元気がなくてダメだ」「どうも業界全体が閉鎖的でネ」「○○省の審議会の委員をそっくり入れ替えるように言っといたんだけどね、○○省が内向きで」。こんな台詞、先生以外に日本でいえる人はいない。
ちなみに、T1大学はカーボンオフセットのため風力発電所青森県で直営(!)するんだそうな。保守と人件費だけでも、すっごいお金かかるって!イメージアップのためとは言え大変だ。