Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

あったらいいなシリーズ

電子書籍元年ということで。
職場で、手持ちの紙書籍をPDF化するサービスの話題でにわかに盛り上がっている。こんなサービスを利用する人は家が本だらけで寝る場所もないという人に限られるだろうな、と思う。これから買う本は全部電子書籍にする、という人はもっと多いとしても。
書籍のPDF化が進むと、別なニーズがあるような気がする。近い将来OCRもぐっと簡単で上質になるだろうから、音声読み上げ機能をつける。そうすると電子書籍リーダーがもっと売れるんじゃないかと思う。
というのは、高齢化の進む山形では「本読みたくても目が悪くて」という声を意外に多く聞くからだ。電子書籍上では文字を自在に拡大できるけれど、それすらも億劫というお年寄りのニーズは一定数あるはず。うちのおばあちゃん@88歳は○ーキャンで「耳で聞く日本の名作」というような、有名人が名作を朗読しているCDを買ったけど、ダイジェストであり「全部じゃないと話が分からない」と憤慨していた。もう要らないって。すっごく高かったので悔しい(○野美沙子が読んでるんだから高くて当たり前かもしれないけど)。OCR化した書籍だったら、読み上げ機能の付与はそんなに難しくないからもっと安くできるだろう。声を「男性高め」「男性低め(渋め)」「女性高め」「女性低め」とか選べたり。どう?このアイディア。