Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

ボイリング・ポイント 沸騰

フィリップ・バランティーニ=監督、2021年イギリス
スティーヴン・グレアムヴィネット・ロビンソン
あらすじは
eiga.com

ロンドンの高級レストランを舞台に、オーナーシェフのスリリングなある一夜を、全編90分ワンショットで捉えた人間ドラマ。一年で最もにぎわうクリスマス前の金曜日。ロンドンにある人気高級レストランのオーナーシェフのアンディは、妻子との別居や衛生管理検査で評価を下げられるなど、さまざまなトラブルに見舞われて疲れ切っていた。そんな中、アンディは気を取り直して店をオープンさせるが、あまりの予約の多さにスタッフたちは一触即発状態となっていた。そんな中、アンディのライバルシェフが有名なグルメ評論家を連れて突然来店し、脅迫まがいの取引を持ちかけてくるが……。

全編1カット、という舞台のような映画。こういうチャレンジ大好きなので満を持して観に行く。
台詞が多すぎて、集中力が必要で、観終わったあとぐったり疲れた。
200ポンドのワインを飲むからと言ってフロアスタッフに対して堂々と人種差別発言をするロンドンの高級レストランの客は、観ていてムカムカ。そんなヤツ1ミリも偉くない。
それどころか、シェフがなんとアル中で。。。最初、ボトルに入っているのはミネラルウォーターだと思ってた。まさかね。。。
そして、従業員も薬物を常習している人が結構いて、大丈夫かロンドン。
成瀬巳喜男もびっくりのシビアな金の話も身につまされる。20万ポンドで店を売買、みんなカネに困っている。