Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

てもずら

ふと思い出して懐かしい気持ちになった、新潟の言葉。
幼いころ、いろんなものに興味を持って触りたがる子だったので、母に「てもずら しんなて!」とよく注意された。母は新潟県燕市の出身。
「てもずら」は、標準語で言うと「手いたずら」。新潟では「するな」が「しんな」になるので「手いたずらするな」となる。
通っていた広島の小学校では、先生の話のときに、鉛筆とか消しゴムとかいじくっていて話が耳に入ってない子が、「手悪さ せんの!」とよく怒られていた。アラフィフの今、こういうことで怒られることってなくなったな、と笑ってしまった。
ネットで調べてみると、「てもずら」は「(忍耐力のいる)細かい手作業」という意味もあることが分かった。新潟中越地方の方言らしい。さすが、冬の長い新潟だこと。