Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

不思議惑星・キン・ザ・ザ

ゲオルギー・ダネリヤ=監督、1986年ソ連
エブゲーニー・レオノフ

あのね、これは。。。。もう、クー!と叫ぶしかない。
形容しようのないばかばかしさなのか、時空がゆがむような虚無なのか。不真面目なのか真面目なのか。
旧ソ連の検閲をくぐり抜けた、謎のパワーを感じる。
唯一、主人公の奥さんだけが、ドキュメンタリーチックに出てきて、リアルなソ連の街を生きている、それがかえって不気味であった。
カザフスタンでのロケだろうか、ひたすら続く砂漠の中の町。
ほっぺを両手で2回叩き、中腰で両手を広げて「クー!」が歓迎のあいさつ。
地下の、大きな工場。これはソ連の何の暗喩なのだろうか。