Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

マダム・イン・ニューヨーク

ガウリ・シンディー=監督,2012年インド
シェリデヴィ,知らなかったけどインドの国民的大女優。品があって吸い込まれそうな美しさ。2018年に逝去。急逝だったみたい。
原題:English Vinglish
Vinglishはヒンディー語がVから始まることが多く,英語を話そうとしてヒンディー語が出てくることからこの題が付いているみたい(要調査)。
英語が分からない,話せないだけであんなに馬鹿にされなくてもいいのにねぇ,と日本人の私は甘っちょろく思ってしまうが,インドは厳しい。
英語が話せないことを家族に馬鹿にされていた専業主婦シャシが主人公。名の結婚式の手伝いのために単身ニューヨークに行って,自らの意思で英会話学校に入学。何かが変わる!
飛行機で隣の席だった変な男性がアミターブ・バッチャンで,機内でシャシをフォローしてくれるほか,例によって含蓄の深い言葉を残す。その言葉でシャシは新天地でチャレンジするんだよね。これはインド人が好きな展開だよ。
人妻のシャシを臆面もなく口説いてしまう,英会話学校の仲間のフランス人。これもひえ~だったけど,ドキドキして面白かった。大体,サリー着てるのは既婚者だけですから!