Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

スピッツライブ、New MIKKEいってきた

こんなご時世だが、とにかく、行けるときにいく。好きなものに最大限の賛辞を送ること。賛辞だけじゃなくて課金すること。これが私の生きる道
横浜、ぴあアリーナMMまで行ってきた。一席おきの観客、満席。5000人くらいかな。
声を出せないライブ。懸命な拍手で手が痛くなった。しかし本当は叫びたかった、一緒に歌いたかったよ。

【セトリ】
1.見っけ
2.はぐれ狼
3.エスカルゴ
4.けもの道
5.稲穂
6.遥か
7.快速
8.放浪カモメはどこまでも
9.ワタリ
10.ラジオデイズ
11.優しいあの子
12.ヒビスクス
13.水色の街
14.まがった僕のしっぽ
15.青い車
16.YM71D
17.ロビンソン
18.ありがとさん
19.楓
20.渚
21.8823
22.俺のすべて
23.紫の夜を越えて
<アンコール>
EN1.群青
EN2.うめぼし
EN3.ヤマブキ

・「楓」の演出にうっとり。草野さんのポートレートが、そのまま店の看板にしたいくらい素敵でした。(ステージの向かって左側(草野さんにとっては右側)から照明を当て、その影を会場のスクリーンに大写しにする。)
・会場のスクリーンに大写しといえば、「遥か」(だと思う)のoutro、クージーさんの指がアップになって、ドキドキしました。
・草野さんが「俺も社会のどこに属しているかわからない人生を送っておりますが」って言ってたのは笑った。みんなそうだよー!
・大好きな大好きな「群青」が生で聞けて本当に嬉しかった。思わずジャンガジャンガ?振り付けで踊ってしまったじゃないですかー!
・アンコール中のメンバー紹介で三輪さんが「俺の良く知っている人が『幸せは途切れながらも続くのです』と言ってましたが・・・」とコメント。良かったですね。この後「スピカ」来るかなって期待しちゃった(笑)。草野さんのですます調を聞くと胸がいっぱいになって涙が出る、大好きな曲。いつか生で聴きたいです。

(211002追記)
性懲りもなく、このライブが映画になったので新宿まで出かけて観に行ってきた。行く前は「すでに行ったライブだし」「あの感動が小さくなったら困るし」などと否定的な気持ちもあったのだけれど、なんのなんの。映画版も観てよかったです。
理由1:音のバランス。正直、ライブ会場は新しいこともあり、観客がフルでないイベントではミキサーさんも試行錯誤だったのだろう。聴きづらい音があり、低音だけがやたらと響くバランスになっていたところあり。一方で映画版は、さすがプロのミキシング。伝えたかったのはこれかー!と大きな感動があった。
理由2:アングル。ライブ会場では絶対に見られないものが見られてお得な気分。アップになるからギターの細かい指遣いが見える見える。特に三輪さんの指はずっと見ていたくなる(Goスカのとき前から5列目だったけど、勿論それよりも大きく見える)。ステージの上方にカメラが設置してあって、ステージ上のメンバーの立ち位置(上から見た移動の様子)が良くわかった。ステージの端(メンバーから見ると前方)に×と書いてあるゾーンがあって、「これが禁・田村ゾーンか!」という発見。エフェクター見えるのも、メンバーがどんな靴履いてるか見えるのも、初体験。こんなのなんだー!照明も、上から見ると工夫が良く分かった。「ヒビスクス」のイントロは三輪さんとクージーさんにスポットライト(赤)が当たっていた。
理由3:繰り返し味わうことで最強になってゆく。これは私の記憶力の問題なのだが、わずか3か月前のライブなのにセトリを全然覚えていなかった(手帳にメモまでしていたのに)。感想をまとめるという知的作業をしないと、人生のスペシャルな楽しみも日常生活に埋没して簡単に抜け落ちていく、この事実に気が付いたことが、ただただショックだった。だから、強制的にでも好きなものには複数回触れて、思い出す作業も大事なんだなって。

言わずもがなであるが、ライブは最高だった。ライブで最高で、映画で見て最最高になった感じ。
ということで複数回触れて気が付いたこと。超マイナーですが。
1. 8823で、リードギターが草野さんだった。三輪さんが弾いてるんだと思っていた。(ライブでいつも見ているが、気分が盛り上がりすぎてて、こういうところを見逃していたwww)
2. まがった僕のしっぽで、クージーさんがフルートをリアルで吹いていた。クージーさんって管楽器もできるんだ!黒いフルート、フォークロアな音色で素敵でした。
3. ありがとさんで田村さんが面白い形のベースを使っていた。調弦するネジがない、斬新!しかしどうやって調弦するんだ?本体の形も弁当箱みたいなの。
4. 崎山さんの革?のベスト、左肩がずり落ちていた。ああ、右腕を上げる回数が多いからなんだね。
5. タンバリンの謎。8823の例のところでは5人ともタンバリン打ってなかったことに気がついた(クージーさん担当だと思っていたのだけど)。これはステージの見えないところで別のサポートメンバーがやってたのか?長女に言わせれば打ち込み+合成だったんじゃ、ということだけど。
6. 遥か、コーラスの田村さん三輪さん新鮮だった。カメラワークが良かったので分かった。