Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

トリチウム

トリチウムの実効線量係数は放射性セシウムの係数より3桁小さい.同じ濃度でも,生物に与える影響は相当小さいということ.にもかかわらず,処理水の海洋放出はなぜあんなに嫌われるのか.この心の動きってなんなんだろうな.
1.「放出」という言葉からくる,何もしていない印象
2.薄めることが,ごまかしているみたいで気に入らない
3.リスクがわずかでも上がることを押し付けられている感

この中で,対話(コミュニケーション)で改善される事項はあるのだろうか・・・
やっぱり,3.の「押し付けられている感」大きいのかな.実質的な影響がどんなにわずかだとしても,割り切れない思いがある,そこが大きいのかな.
ということは,水をパイプラインで首都圏に運んできて東京湾に流すと,事態は解決するのだろうか.約300km,アメリカだったらやってそうな距離だが,こういうのもかえって分断を生むだけだろう.