Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

パシフィック・リム

ギレルモ・デル・トロ=監督,2013年(米国)
全く予備知識なく機内でメニューにあったので観た.SFはスター・ウォーズ(最初のやつ)くらいしか観たことなくて,あまり興味ないジャンルなんだけど,これは盛りだくさんで訳わからなくて引きこまれたので,あっという間に時間が過ぎた.菊地凛子さんは,・・・ん〜別に普通の女優さんだった.
舞台は,いつなんだろう,とにかく人類を襲撃して滅亡に導く怪獣が跋扈している時代のこと.怪獣対策として再新鋭戦闘機のイェーガー(ロボット)が開発されている.人間がロボットの中に入って操縦するタイプで,ガンダムはこんな感じ?ポイントは人間が2人(右脳担当と左脳担当)でないと動かない仕組みになっている.その二人の息が合わないと勝てないのは当然として,脳みその中までお互いつながっちゃう(ドリフト,という現象)!!ぎゃ〜気持ち悪い〜〜〜.
ただただ戦っていくだけだが,結構迫力があって,戦闘シーンはもちろんのこと,怪獣は内蔵とか寄生虫までリアルに描かれる.実写かCGかもわからないくらいシームレスで技術レベルが超高い.アクションのやり過ぎ感は香港映画っぽいし,舞台のほとんどは香港で,これは香港映画かと思うくらい.しかし何なの,なんで怪獣はkaijuなのとか,そんな風に日本リスペクトの割に日本の町並みはテキトーでエセ香港みたいだった,とか.
いや〜ハチャメチャで近未来感たっぷり.
そうか,アメリカってこういう(くだらない←もちろん褒めてるんだよ!!)エンタテインメントに多額の予算とありえない情熱を捧げることのできる国だなあ・・・と感心(「タイタニック」観た時も同じこと思った).