Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

恋する輪廻 Om shanti om

ファラー・カーン=監督,2007年インド
ボリウッド映画製作の光と影,というモチーフが根底にある,題名からは想像もつかないミステリーだった.
・・・が,キャストが豪華すぎて細部なんてどうでも良くなった(←インド映画にはよくあるパターンで,これこそが王道のボリウッド映画なり).本作でデビューのヒロイン,ティピカーは顔が横に広くてリカちゃん人形みたいな可愛さだったわ.そしてシャー・ルク・カーン様!!!やっと会えましたね.日本のスクリーンで彼の姿が拝める日が来たことに,ただただ感涙であります.シャー・ルク様は「織田裕二岡田准一を足して2で割った」と誰かが表現していたけれど,そのとおりすぎて否定出来ない,ハッキリ言ってサル顔ですが・・・笑って良し踊って良し,そして泣いて良しの三拍子揃ったアジアナンバーワン俳優.涙を見せてもこれほどまでにカッコイイ男は世界にいないよ.(さすがに少し年をとったなぁと思ったけれどね)
ダンスシーンではこれでもか!これでもか!とボリウッドスターたちが次々と登場.サルマン・カーン,サイフ・アリ・カーン,リティック・ローシャン,ラーニー・ムカルジー(←超お気に入り!),カジョール,プリーティ・ズィンター,カリーナ・カプール・・・ああ,音楽も大ヒット映画のサントラでホント幸せだった.KKHHまた観たい.
70年代の活気ある映画撮影風景も面白かった.これってボリウッドというよりはハリウッドなんじゃ…と思ったけど(1970年代のインドで停電ないってのも疑問だし,技術もあんなに進んでたのか?って意味で).