ラージクマール・ヒラニ=監督,2009年インド
これは面白かった.秀逸すぎ!!ストーリーが最後まで読めず3時間あっという間.このどんでん返し感はインド映画にはありえない.沢木耕太郎が朝日新聞の映画評論に書いていたけど,インド映画っぽくない.ダンスシーンが最小限なのと,ストーリーや場面転換が非常に凝っていること.インド映画は通常,ストーリーがあって無きがごとしだからね.しかも伏線が全部回収されて気持ちいい!
インドの大学生に自殺が多いのは本当なのだろう,大変だなあと思う反面,実家の年収が100倍違う学生同士が寮の同じ部屋で学友として切磋琢磨するってのも,面白いなぁ.学長の名前が「ヴィールー」だから,あだ名「virus」ってマジ面白い.
女優はほとんど出てこないけど,カリーナ・カプールの花嫁姿が,涙が出るほど美しいです,はい.
北インド(チベットの近くか)の光景が目に焼き付いている.ラストの限りなく青い空と湖はすごく綺麗で世界旅行をした気分になるのも素晴らしい.