3年ぶりに吹雪じゃない年越しだった.しかしとても冷え込んだ(このへんの言葉で”カンジル”というらしい).
木に積もった雪が一日中溶けず,樹氷をリビングの窓から眺め,心からうっとりする元旦.でも内実は全く優雅じゃなくて,座る暇もないくらいの寺嫁ライフを満喫.
ツルツルの悪路のなか,檀家さん135軒にお越しいただいた.家族全員揃っていらっしゃるご家族もあり(7人でいらっしゃったのが最大)嬉しい限り.お子さんの成長は親でなくても嬉しいものなので,また来てね,と願う心はすっかり寺のオバ.元日しかお会いしない方もあるが,嫁に来て10年もすると大体顔と名前は一致するものだ.ただし,家長でなく奥さんが代わりに一人でひっそり来たりすると???状態だから,できるだけ家族皆さんで来てね!
長女も長男も引き出物を渡す係として駆り出し,一家総出でお客様をお迎えする.まだ使いものにならないのは次女で,アンパンマン見せっぱなし.飽きると本堂に来て座卓のお菓子を片っ端から食べていく.鉄製じょうろで庫裏の障子に穴を開けまくっていたのには,誰も気が付かなかった!次女は後で大目玉を食らった.
今年は義母は裏方(繁忙期のみ本堂).住職(夫)と私で大体こなすことができて嬉しい.お茶は昨日だけで500杯くらい入れたわけだ.ふぅ〜.
ちなみに、2010年の元旦の様子はこちら.