Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

学会2日目

今日は比較的楽な日程。

午前中セッション、午後はテクニカルツアー。

セッションは自分の興味から少し外れていたのもあり、漫然と聞いてしまう。ポスターは割と人気で、はがす直前までお客さんがポツポツ。しか〜し相変わらず英語しゃべれなくて、あ〜、ウ〜でつなぐ自分がむなしい。

午後はバスでUS EPAとNIEHSの見学へ。日本でいうところの国立環境研究所と国立衛生試験所ですな。しかし、規模は全然違って「丘ひとつ」が1研究所。でも広すぎても不便だよ。そして、競争的研究資金をいかに取るか、75%が外部資金ということで、う〜ん、私も頑張らねば〜。

バスでは、韓国の延世大学の教授と英語でお話。私が日本人と知ると話しかけてくれた。この教授、日本が大好きで若い頃に日本人の友人(なんと、K大学のS先生!!マイミクかまちぇろくんの指導教官!!この名前を聞いたときは私も耳を疑った。世界、狭!)と一緒に日本中を旅行した時の話をしてくださった。私はあまりハングルを知らないが、挨拶は韓国語で(よびかけを「ソンセンニム」とすると喜んでくれた)。「延世大学」は「よんせ、てーはっきょ」とあまり読めないハングルを頑張って読む。楽しかった。

夕食は、CDC@Atlantaの女性とそのボスと。この女性とは昨日初対面だったが、日本に1年滞在したことがあるとかで、懐かしくなって私に話しかけてくれた。独特のアクセントの英語とピアスのデザイン(これで文化圏が大体分かる!)から南インド出身か?と推理していたら、惜しい、スリランカ人だった。修士をAIT(バンコク)、fundをもらって日本、シンガポールで1年ずつ研究。シドニーで博士号。ボストンで5年ポスドク、2006年からCDCと、かれこれ国を出て20年になるわ〜と屈託なく話す。タフだ〜。

ところが、ここでも共通の友人が。私の大学院時代に同じ研究室でポスドクをしていたスリランカ人のサタシバンさんが、彼女のAIT時代の同級生だというのだ。オドロキ〜。What a coincidence!

彼女のボス(男性、アメリカ人)はアイオワ州の「コーン畑と小麦畑の中」で育ち、UC BerkleyのBruce Ames先生のところで博士号。本当はカリフォルニア州で職につきたかったのだが、生活費が高くて子どもを育てられないので南部のAtlantaに移ったのだそう。本当に、いろんな生き方がある。

メキシコ料理を食べたのだが、なんと彼女におごってもらった。私っていくつになったらこういうキャラを脱却できるのだろう。なんとも申し訳なかったが彼女は引かないので、私も「OK, you promise me, you should come to Japan, then I WILL treat you.」と言うと、「Of course, someday I will go to Japan. please send me air ticket to Japan!」と来た。こういうやり取りが続くと、だんだん気分がよくなる。

あまり研究のことは書いていないけど、今日はこれにて。