Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

ポリス・ストーリー/香港国際警察

ジャッキー・チェン=監督、1985年香港(嘉禾娯楽事業有限公司(ゴールデンハーベスト))
ジャッキー・チェン、ブリジット・リン、マギー・チャン
DVDになってるからレンタルで観られたんだろうが、縁あって劇場の大スクリーンで鑑賞。
劇場で観て大正解。ジャッキー・チェンの全盛期というか、香港映画の全盛期を感じ、ひたすらワクワク。すべてのシーンから目が離せなかった。
予想を超えたアクションのスケール、ジャッキーはタフすぎ。特に前半の麻薬取引摘発のシーンで、山裾に張り付いたスラム街の村(染色がメインの産業、あれ?少林寺三十六房でも染色工場がでてきた。香港アクション映画では人気の職種!)の真ん中を車が3台突っ切っていくスケールは筆舌尽くしがたい。村には子どももいるのに、本当に誰も死んでないのか?と心配してしまった。3台目がお約束、ジャッキーが乗った車!!もう笑うしかない。
その後たどり着くグルグルの坂での、あの有名な二階建てバスを体当たりで止めるシーン。あり得ないから!!!(このロケ地は、もしかしたら「香港大夜総会タッチアンドマギー」で出てきた場所と同じでは?)
そして、ガラスが割れすぎ。ショッピングモールで暴れすぎ、痛そう。シャンデリアを滑り降りるシーンを3回リピートする編集!!!これも、さらに笑うしかない。
警察で電話番しているときの受話器がこんがらがるシーンも爆笑。
こんな風に、こりゃーほかの映画でパクられるわ、という有名シーンがいっぱいだった。
香港の法廷シーンを初めて見たが、裁判官その他法曹関係者がかつらをかぶっていて英国風だったのは面白かった。
マギー・チャンがふっくらしていてキュートだが、あの魅力的なキッとした眼は変わっていない。
カーテンコール時のバックのNG集も秀逸。
「劇終」の文字と共に、観客席から拍手が。嬉しかったなぁ、何年ぶりだろうか。これぞ皆で鑑賞する醍醐味!
(コロナでビハインドな映画館、もっと課金して応援しなければ。)