Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

ラブゴーゴー

チェン・ユーシュン=監督、1997年台湾
オムニバス恋愛エピソードという点は「恋する惑星」そっくり。ウォン・カーウァイの色彩を明るくしたような映画。
最後、誰もカップルにならない。それどころか、美男美女すらもすれ違って振られまくる。そう、人生はこういうものなのだ。
ストーリーは、あってないようなもの。この映画に求めるのも筋違いかな。
太めの女の子、リリーが「USA」ロゴのロングTシャツを何枚も持っていて、それが凄くカラフル。ポケベルがポップで可愛い、かけた電話の先には素敵な男性(の声)。
リリーは声だけのつながりの”恋人”の自殺を阻止し、結局振られる。しかし、新しい恋が始まる予感、、、でエンドロール。

この映画、学生時代に話題になっていた。観たかったけど、お金なく諦めた作品。こういう形で再会できて満足。ありがとう、東京。