Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

愛と法

戸田ひかる=監督(ドキュメンタリー)、2017年日本
カズとフミの温かくも戦う日常。ゲイカップルで、結婚して、二人とも弁護士。生活も仕事も二人三脚で。
フミが料理上手で、カズがずっと作ってもらって食べてばっかりの役割分担は気になったけど、ご飯おいしそうだったな。
カズのお母様がよい。ゲイの息子を、淡々と受け入れて、人として強いところが。あと、ろくでなし子さんも強い。なんだかんだで女は強いのかもしれない(←この感想、映画と全く関係ない!!!)。
二人の家に居候するカズマくんも良い、二十歳くらいなのかしら。最後に彼女と暮らしてる様子が映るのもこれまた良い。
フミの流す涙、ずっともらい泣きしてた。優しい弁護士さん。こんな優しい心で、お仕事やっていけるのかしらと心配になるけど、日常は穏やかで、ああ、幸せなんだな、とほっこりするからよし。カズのお兄さん家族と、お母様と、カズフミカップルとカズマくんという3世代2家族(?)の写真が、もう泣ける泣ける。どんな形であれ家族であることを感じて楽しむこと。シンプルだけど大事なこと。