【海外に来た時にだけ書く日記】（五七五）．
ということで学会発表のため，米国はNew Orleansにやってきた．とりあえず記録～．
・今年は，自分でコントロールできない仕事が立て込み，目まぐるしいスケジュール．今回も直前まで金沢出張だったりで，アメリカ，マジ行きたくないわ～と出張ブルーになっていた．そうはいってもグダグダ言ってられないので諸々の〆切モノを全部出し，腹をくくる．でも荷造りは30分・・・．
・今回，ヒューストン経由．飛行機はユナイテッドだと思ってたが，チェックインができない，おかしいなと思ったら，ANAだった．それくらい気合の入っていない旅．
・ところがANA機は大変快適．まず，自分の隣は空席だった，ありがとう！当然2席占拠し，横になって真っ昼間から爆睡．寝るのはアメリカ時間に合わせるためでもあるんだけど．寝たのは3時間ほどだが首と肩はめっちゃ楽．
・残りの7時間は，機内プログラムが優秀であっという間．映画2本，TV番組，音楽と全然時間が足りないくらい．ビデオプログラムは好きなところで止めていつでも再開できるし，音楽も一曲ごとに指定して聴けるなど，進化していた．
・映画は「日日是好日」「カメラを止めるな！」．「カメラを止めるな！」は超おすすめ．全編ワンカットゾンビ映画，で話題になったもの．ゾンビ映画のストーリー自体は大したことないんだけど，そのメイキングが必見！凄まじい辻褄合わせ感（笑）で思い出したのがフランソワ・トリュフォーの映画「アメリカの夜」と，三谷幸喜の演劇「ショウ・マスト・ゴー・オン」．撮影現場って，マジ大変だわ・・・
・TVは「おっさんずラブ」の３，４話を．これは面白い！DVDレンタルが出たら絶対一気見する！！目が疲れたころに音楽を．THE BLUE HEARTS特集があり，機内なのにやたらとテンションアップした後，甲斐バンドの「安奈」をリピートで聴く．マジいい曲（涙）．
・そうこうしているうちにあっという間にヒューストン．入国審査を淡々と済ませNew Orleans便．もう，この辺ルーチンすぎて海外に来た興奮とか全然ない（笑）．
・しかしNew Orleansについたら楽しくなってきた．リムジンバス運転手のおっちゃんが観光ガイド状態で，ハリケーン・カトリーナの被害と，それから再開発があった街を南部口調で語る．2005年のカトリーナにより，街の大部分が2mほど水没したらしい．ダウンタウン周辺には確かに廃墟みたいな建物もあった．が，それよりもダウンタウンは再開発による新しい建物のためか，かなり賑わっているように見えた．
・観光地なのでホテルは選び放題，でもお値段は全般にかなり高い．その中でも安めなところに泊まる（HotelではなくInnね）．きれいでWifiも充実していて快適なんだけど，部屋は例によって無駄に広く，ベッドからバスルームまでの距離は〇横インの５倍はある．ベッドは横幅の方が長いキングサイズ．にもかかわらず当然，一人部屋．子どもたち連れてきたい…
・ホテルの窓から見た景色．新しい街と古い街が混在して，こういうのいいですな．
・食事も選び放題で，下調べゼロでもなんとかなる．日本からの参加者と３人で，まずはベタにBurbon Streetのオイスターバーに．フランス文化の影響で料理はおいしいですよ，とNew Orleans経験者の先生よりアドバイスがあり，俄然テンションが上がってきた．入った店が良かったのか，どれもこれも美味い．何が良いって，アメリカの食事は皿の半分がフライドポテトで占められるのが特徴（笑）なのだが，写真を見てわかるように，それがないこと．
・暑かったのでビール．１パイントは大ジョッキくらい，ということを学習する．地元のクラフトビール，私はAmberという黒ビールっぽいものを頼む．ヨーロッパより淡い味（全然酔わないからアルコール度数低いのだと思う）．
・手前からラビオリ，カニ肉フライ，ジャンバラヤ．ジャンバラヤって，ピラフみたいなものかと思ったら，ここのはリゾットだった．店によるのかも．味はチリコンカン風で，コンビーフが乗ってた．
・牡蠣のグリル，パルメザンチーズ掛け．味は濃いけどビールとむっちゃ合う．ちなみにこれを3人で分けた．一人では食べきれない…
・カニ肉フライ．日本のカニクリームコロッケかと思ったら，本当にカニ肉ばかりで食べ応えがあった．美味．
・ラビオリの魚介クリームソースかけ．確かにフレンチ．これは美味．
・写真撮り忘れたけど，デザートにアップルパイ（アイスクリーム添え）．コーヒー．
・食事の値段は3人でチップ込み＄１６５．そんなに安くはないが満足度が勝る．店員さんは観光客慣れしていたせいか，一皿をシェアする「はしたない」行為にも寛大だったし，おススメメニューが何より美味しかったのでチップを弾みました．
・街の様子．土曜の夜とはいえ，パレードシーズンとはいえ，ストリートにあふれる人・人・人．流れてくる音楽も多様．人々の服装も多様．人間はかくも自由に生きてよいのだ，と再確認させられる．写真には写ってないけど，着ぐるみのおっちゃん，お兄ちゃん，コスプレのお姉さんとか多かった．
・馬さんもなぜかいた．とっても大人しい．New Orleans警察の人が乗ってる．
明日から学会～．体調を整えて楽しめればと思います．
