Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

ドイツ家族旅行記 プロローグ

そもそもこの旅行の発端は,夫と結婚した2001年に遡る.新婚旅行はヨーロッパの親戚訪問の予定だった.ドイツ人と結婚している親戚(ヨシコおばさん;夫の叔母)がおり,その旦那さんのお母様をドイツに訪ねる計画だった.しかし旅行の計画中に妊娠が判明して延期,そうこうしているうちに次の子,となってしまい出産と乳飲み子の世話を繰り返しているうちに早9年.長女は小学2年生,長男は4歳半になった.ここらで国際性を身につけさせるか(笑)という安易な打算のもと,親戚への挨拶もまた勉強のうちでしょ,ということで子連れでドイツに行くことにした.次女@1歳半は残留.次女LOVEのばぁば(夫の母)がべったりで子守をしてくれるという.これで安心.おむつが取れているといないでは荷物がぜんぜん違ってくるうえ,よちよち歩きでは海外旅行は大変なのである.
長女,長男のパスポートもウキウキで取得.ところが,航空券取得でえらく苦労する.夫が「パスポート番号が確定していないと航空券がとれない」と思いこんでいてのんびりしてしまい.航空券の手配が出発の1ヶ月半前の6月半ば.職場の人には「夏休みの家族旅行で海外行くなら5月にはチケット取ってるよ,普通」と言われ落ち込んだ.当然のように格安の直行便はなく,それでも仁川経由か北京経由,それがだめならモスクワ経由でもいいやと高をくくっていた.
・・・あるわけもなかった,モスクワ経由ですらも.あったのはハノイ経由か,クアラルンプール経由のみ.結局マレーシア航空でクアラルンプール経由フランクフルト行き,という珍妙なチケットを買った。大人二人子ども二人で諸費用込みで約50万円.まあまあリーズナブル.ただしドイツに着くまで1日半.ドイツから日本へは2日.ハードな道中になることが予想された.私はこういうの大好きだが,夫と長男の体力が持つかなあ(長女は平気そうだが),と若干不安.
まあ,インドよりはるかに楽そうだし,なんとかなるだろうと思ったので,最低限の情報収集のみで,出発日になってしまった.
***つづく***