Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

明けましておめでとうございます.

今年もよろしくお願いします.
・昨年くらいから,ようやく自分のために時間を使えるようになり,自分のペースで生活できるようになったと感じています.大変ありがたき幸せです.
・仕事もようやく自分らしい仕事をしているというか,自分しかできない仕事があることを実感しています(15年この仕事をしてやっと今頃,こんなこと言っているのもどうかと思いますが).マニアックかもしれませんが,なかなか書かない(書けない)私の仕事関連のことを少し.
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・昨年8月まで1年間,研究所の管理部門に出向していたおかげで,ずいぶんと社会勉強をさせてもらいました.今まで,社会人としてまるでなってなくて,報連相全くできていなかったことが分かり,しかも世の中そんなもんだと思っていた自分の甘さを日々噛み締めていました.そして,女性が男性と同じように働き続けるのは,私は当たり前だと思っていたけど,今なお高い壁があることを実感しました.出向先は男女共同参画の部署だったので,女性研究者へのヒアリングを繰り返したり,厚労省の最新データを整理するなどの仕事が多く,そのおかげでこの歳になってようやく現実を見られたというところです.
・こんな思いをして戻った研究現場で,私の仕事はかなり恵まれていることを実感.全方向に向かってお礼を言いたい気分で8月から研究を再開しました.だって,内容的にも拘束時間についても裁量が多くて,好きなことを言えて&やれて,しかも,今,家族の理解のおかげで,仕事の時間も相当とれるので,子どもたちが小さかったころにはできなかったチャレンジができる身分にあるのですから.今まで辞めずに続けてきた自分も結構偉かったかも,とちょっぴり思っています(もちろん,経済的な理由で辞めるわけにはいかなかったのですが…).
・論文を筆頭,共著含めて4か月で3報投稿しました(まだ受理されていないが).小さなことだけれど人がまだ言ってないことを言う,研究の仕事は,苦労も多いですがやっぱり面白いです.手元にはまとめなきゃいけない仕事が累々と残っていて,今死んだらこれらの仕事が日の目を見ないのかと思うとそれだけでガクブルですよ.私の業績というよりも,結構な額の税金が投入されていますから.全部無駄になっちゃうと損失金額が…
・ということで,丁寧に仕事をしていく所存です.あと,健康を保って頭がフル回転できる時間を増やそう…