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タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

井戸水の六価クロム・続報

佐賀県.元記事はこちら.前報はこちら
井戸水だけで生活ってリスクが高そうだ.だって,六価クロムの問題以前に浄水処理していないんでしょ?安いからか,美味しいからか.それでもいろんな水を飲んだ方がよいということだ.

六価クロム検出民家の近隣26井戸で飲用 基山町
佐賀新聞2010年02月02日
 三養基郡基山町の民家の井戸から基準値を超える六価クロムが検出され続けている問題で、同町がこの民家の周辺の井戸の使用状況を調べた結果、68本のうち26本が飲用水に使われていることが1日、分かった。井戸水だけで生活している家庭や、長年、検査していない井戸もあった。連絡を受けた県は、水質を緊急調査する。
 使用調査は、1991年以来、毎年六価クロムが検出されている宮浦地区の井戸を起点に、地下水脈を考慮して南北約1キロの範囲で行った。
 同町によると、飲用以外の8本も含め34本が生活水に使われており、井戸水だけで生活している家庭も5世帯程度あった。91年の県の一斉検査以降、任意の水質検査をしていない井戸もあるという。県はこの地域で年に2度、5本を対象に調査を続けているが、問題の井戸以外から六価クロムは検出されていない。
 県は六価クロムが検出された井戸は、飲用しないよう指導していたが、原因調査は「上水道が普及し、住民生活に影響ない。(検出数値も下がっていることから)自然浄化に向かっている」として行っていない。環境省の水・大気環境局は「地下水は汚染範囲の把握は難しく、(原因究明や還元剤投与など)対策は県の判断」としていた。
 基山町農林環境課は「ほとんどが水道水に切り替えていると思っていたので驚いている」と話す。今後は、県が年に2度行うモニタリング調査の結果を68世帯にも通知することを決め、上水道の利用と年1回以上の水質検査を呼びかけることにしている。