Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

大阪行き

・激しい週末でした.詳しくはオットのmixi日記にゆずるとして,オットにも,娘にもお疲れ様と言いたいです.昨日無事に家族が再開できてほっとしました.

・妊婦のくせに,1泊2日の旅.土日に学会があり「仕事を休まずに済む」という理由から(代休は出社する前提.結局,医者とか保育参観とかで細切れの休みをとるのに活用したので休んではいますが),行こう!と決めました.

・どうせなら家族旅行を,ということで,ホテルとか,私が学会参加中の夫と娘の遊び先とか調べたのですが,夫が山形で仕事が入り,泣く泣く離散家族の道を選択.一人で大阪入りでした.

・学会は,自分の発表がなく準備しなくてよかったので,余裕があって,質問&参加者との交流が予想以上にできて大収穫.

・ホテルも直前にあまり検討せず予約.千里阪急ホテル.学会が斡旋するところで,それでも高めだなあと思ったのだが,宿泊費は補助が出るので少し奮発.ところが,それがそれがいいホテルで(うっとりと思い出す・・).どういうレベルかというと,ボーイさんが部屋まで荷物を運んでくれ,シングルなのに部屋は広くて贅沢.朝食はクーポンになっていたが,和定食が普通に払うと2300円(朝食ですよ!)もするようなレベルだったのです.一人で一泊なんて寂しいこと言わずに,家族と,もっと泊まりたかった(ただし,金が持たないが).あの和定食もう一度食べたいです.だし巻き卵,風呂吹き大根,どれも丁寧な薄味で,京風の懐石料理を朝食用にコンパクトにしたような感じ.

・ホテルでは,娘に邪魔されることもなく比較的熟睡できました.結構久しぶり.

・学会最終日は,少しサボって,国立民俗学博物館へ.大阪の万博公園内にあります.特別展の「インドのサリー展」を見に行きました.妊婦なので歩き回るのは1時間が限度かなと思っていたけど,面白くて結局2時間くらい猫のように歩いちゃった.刺繍の技と布地の質に,太刀打ちできないものを感じる.映画ではわからないサリーの質感とか,手仕事に費やされた気が遠くなるような時間とか,こういうものをオーダーするマハラジャの存在とか,いろいろ考えた.私はミシンかけは大好きだが,刺繍はわりと苦手.中学校のときの夏休みの宿題で,クーラーもない部屋で汗かきながら刺繍してたら,出来上がったものが汗で薄汚れてて(涙)という経験をしてから,私がやらなくてもいいなあと思っている.インドの酷暑の中で,名もない女性たちが一針一針,金の糸!を刺している様子を想像して,心はインドにぶっ飛ぶ.5cm四方で模様が20個くらいあるので,細かい,見れば見るほどため息の出る作業なのです・・ああ,インド行きたいわ〜

・というわけで,土日に仕事したけど,疲れもせず,よかった.あとでこういうのが響いてダメージが来るかな?これからもぼちぼちやってこう.