Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

鉛の波紋──アメリカ史上最悪の水汚染公害から住民を守った科学者

WIRED.jpというニュースサイトに載っていた(こちら).
Flint, MIつながりで.この事実については大体知っていた,論文等でもフォローしていたので(こちらとかこちら).
記事の内容とはあまり関係ないが,感じたこと.
自治体が破綻するってこういうことで,米国のほうが日本より露骨.現代に起こる事実という部分に震撼する一方で,日本がいかに行政に頼り切っているかを考えさせられる.こんな非常時に自分たちで動けるだろうか(山形だったらもともとお上に頼ってないから動けるような気もする).
専門家としてはバージニア工科大学のメンバーがファクト積み上げに貢献している.しかしやはり,市民が動くのが大事で,その時に時間的余裕があるかが日本の場合は気になるなあ.若くて良識ある人が「時間がない」といって動かず,ちょっととんがってて一般の賛同を得られなそうな活動家(年齢的には定年退職者みたいな)が動いて,結果変な方向に行っちゃう・・のはあり得るんじゃないのか.
こういう時に自分のリソースを地域のために出せるか,ふと自問してみる.これからは,自分のワークライフバランスだけじゃなくて,第2の仕事のような地域貢献のような何かを入れられるバッファのある生活ができるか,そこがカギなんじゃないかと.つまり起きてから寝るまでワークだけで染まっているような人生は危ない・・・