Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

6才のボクが,大人になるまで

リチャード・リンクレイター=監督,2013年米国
少年映画大好きなので観てみた.12年間の成長を追いかけるある種の記録映画,というところにも興味があったので.
「ボク」であるMasonくんはルックスはそんなに特筆すべきでないんだけど,小さいころ可愛くて,思春期がむさ苦しくて,大学入る頃になると見事に男になっていた.成長するって素晴らしい.
で,母親,父親の年のとり方もまた興味深い.こっちのほうがMason少年より主役なんじゃないかと思えるほどだった.母親役の女優は隠せないくらい太って,老けたな〜と味わい深いし,父親役の男優(イーサン・ホーク!!!)はすっかりロマンスグレーになっちゃってこれまた「え〜?」って容赦無いガッカリ感.でも,これが人生っていうもんなんだろう.