Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

スーラジ

インド版「巨人の星」.野球がクリケットになっただけ.
画はインドらしくショボいんだが,元ネタにあまりに忠実で笑える.指さして笑っちゃう.
スーラジはピッチャー,父親から英才教育を受けてプロを目指す.大リーガー養成ギプスは自転車のチューブ!
家の壁に空いている穴から外にボールを投げて,庭の木の幹のくぼみにあたって跳ね返り,また元の穴を通って自分の手元にボールが戻ってくるというシーンが出てくる.そうやって投球練習をしているところに,家の外に高級外車が横付けされて,バッターが出てきてそのボールをカキーン!元の穴に打って戻す(原作では,このバッターは川上哲治),なんてのもそっくり.花形満,左門豊作とかも顔は全然違うけど,「ああ,あれのパクリだわ」と分かるあたりが楽しむツボか.何度も書くけど,絵がまじショボくて・・・日本の劇画の画力の高さをひしひしと感じた.