Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

次女はもうすぐ退院

・・・次女が産まれてもうすぐ3週間。1日おきに長井から山形まで冷凍母乳を届けて、そのついでに授乳もしている。おかげさまで健康で、何のために大学病院に入院させているのか分からないくらい(笑)。

母乳の飲みもよく、一日に30〜40g体重が増えている。しかも、新生児で小さく生まれた子はおっぱいを吸う力がないことも多いのに、結構上手に飲む。3人目ってたくましい?

体重が2300gを超えたら退院できますよと言われたが、今日で2370gだった。本人、私とも十分健康なので、また、あまりに手厚いケアで(まあ、大学病院だから当たり前なのだが)恐縮する気持ちもあり、当初「最低3週間は入院ですね」と言われたその最低ラインで、日曜日(明後日)に退院希望と伝えた。

返ってきた小児科の先生の答えは「ん〜まあ、もうちょっといてもらっても構いませんよ」・・・え?2300を超えたら退院じゃないの?早く出ろと言われるかと思っていたので拍子抜けである。

本心は、先生も助産師さんももう少し面倒を見たいらしい。本当に奇特な方々だ。確かに、新生児室は幸せオーラに満ちていて、どの赤ちゃんも本当にかわいく、幸せな職場だけれど。退院時期は夫と相談する、と言うことにして病院を後にしたが、なんか複雑な心境。こちらの都合で退院時期を決められるのは極めて恵まれている、ということで感謝しておこう。

一日おきに山大付属病院に通ってみての感想。実は、大学病院に通った経験は生まれて初めてだが、本当に活気がある。こんなに世の中に若いお医者さんがいたんだ〜というのが正直な気持ち。特に山形は医師不足が言われて久しいので、これから地元のために頑張ってほしい、と心からのエールを送っている。病棟でも国家試験対策なのか、OJTなのか、中堅の医師から学生っぽい医師に手取り足取り教えている。こういう光景も新鮮だ。僭越ながら、医者もやりがいのある職業だと今頃気がついた。高校生の私がこのようなやり取りを目にしていたら医学部を受けたかもしれない。

・・・あ、ちなみに、今センター試験を受け、国公立大学の医学部を受ける気はぜんっぜんありません。相当勉強しないと受からないだろうし(勉強したって受からないよ、と夫にも言われた)、そんな根性ないし・・・