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タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

硝酸塩は本当に危険か―崩れた有害仮説と真実

J.リロンデル (著), J.L.リロンデル (著), 越野 正義 (翻訳) ,農山漁村文化協会 (2007/01)

12月くらいに読み始めたが,まだ読み終わらず.他の本に浮気をしていることもあるが・・・
しかし,全体にすごく分かりにくい.因果を明らかにしようとして書いていないのでは?
ポイントはいくつかあって,亜硝酸に変化するのは,体のどこの部位かということ,乳児(もしくは新生児)と大人でその反応は違ってくるのかということ.しかし,この2点ですらすごく分かりにくいから困ったものだ.くわえて,亜硝酸が硝酸の還元によってできるのか,それともNOの酸化によってできるのか,これがきちんと整理されていない.読み終わるまでにはもう少し時間がかかりそうだ.

2007年10月15日追記
ようやく読み終えた。面白かったけど、やはり読みにくかった。ひとつには翻訳のまずさもあるように思う。また、正直なことを言うと、「現在の硝酸塩の規制に根拠がない」ということを言うだけで十分なのではないか。これを言うには30ページ分くらいで十分。読むのに難儀したその他の記述は、ない方がかえって分かりやすいな。