2015-12-31 ガセネッタ&シモネッタ 読書 米原万里=著、文春文庫 通訳稼業の辛さと面白さ。 「失楽園」と「トシマエン」。失楽園の映画の観客が「年増」と、スピーチする側もオモシロすぎでしょ。 「古池や蛙飛び込む水の音」この「蛙」、日本人なら大抵の人が1匹を思い浮かべる。それに対し、ドイツ語、英語フランス語では複数形(frogs)なんだって!!!あ・り・え・な〜いと思ってしまう私は多分生粋の日本人なのだ。同様に、烏が止まり木にいる様子を詠んだ俳句も、翻訳されると烏が複数形に。「まるでヒッチコック」確かに。