Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

ALWAYS 三丁目の夕日

監督:山崎貴、2005年製作、日本作品

集団就職のシーンとか、もらいっ子とか、それだけで泣ける。温かな笑いがある。

建設中の東京タワーがこの映画を語られるときに必ず出てくるが、高さが少しずつ変化していっているところで四季が表現されているのが細かい。しかし、昭和48年生まれの私には東京タワーが人々の心の支えになりうる、という感覚が実感として理解できない。だから、最後に東京タワーが完成して「ついに出来たんだな〜」とみんなが見上げるシーンは取ってつけたようで、違和感があった。

都電が走り、バックに建設中の東京タワーという、切り取り方は美しいが、それと人々の生活の関係がよくわからなかった。単に、その時代を知らないというだけのことか?映像は、わざと黄味がかっている?舞台はどこだろう?あれだけ東京タワーが大きく見えるのだから、恵比寿あたりではないか。上野からオート三輪でいくのだから東東京かと思っても、東東京ではあんなに大きくは見えないはず。都電で高円寺までどうやっていくのか、今度調べてみよう。
夕日三丁目はどこにあるのか?上野駅からオート三輪でいける範囲の下町から高円寺へ直通で行ける都電が昔はあったのか?
高円寺へは新宿で乗り換え。小学生が乗り換えもできるんだ。

http://tompei.way-nifty.com/diary/2005/11/post_51e5.html
ちなみに、映画の夕日町は3番と8番の都電が走っていて、東京タワーが見える角度からして、神谷町と虎ノ門の間の西久保巴町あたりらしいですね。子供2人が都電で高円寺に行く場面では、「設定に無理があるのでは?」と思いましたが、映画のパンフレットに泉麻人さんが書いているように、都電を乗り継いでいけることを確認しました。とは言え、あの子供たちが2度も乗り換えるのはちょっと無理ですよね。

この映画の夕日町三丁目は、会社が所在する東京都港区虎ノ門3丁目(33年当時は西久保巴町)をモデルにしたとか。
個人サイトだが、異常に詳しい
http://www.geocities.jp/always3chome/staff.html