Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

Manhattan雑感

憧れのNYC,マンハッタンに行ったので感想をメモ.

NYCは映画でたくさん観ているから,実は初めて来た気がしなかった.もう一度見なおさなきゃ,と思った映画は「アパートの鍵貸します」「クレーマー・クレーマー」「誰かがあなたを愛してる(秋天的童話)」「Kal Ho Naa Ho」.そりゃー,普通のアメリカの片田舎の町より絵になるわな.

マンハッタンの建ぺい率の高さは異常.東京よりも,パリよりも高密度だ.街並みはパリに似ているから,いうなれば高密度なパリ(ひどいまとめ方だが).一般の米国人はこの高密度感は耐えられないだろうなと思う.マンハッタンにいる人は(特にCaucasianは)太った人が非常に少ないと思った.これは何か因果関係あるか?

街並みが思ったよりつまらないのは意外.建物は規格的,均一で,窓の大きさも同じ.同じ時期に建てられたのだろう,”流行を取り入れたぜ感”が同じなのだ.定礎のプレートを見るからに1910年くらいの建造が多いように感じた.
建物外壁に文字がない(1階のテラスの屋根には店の名前が表示してあるが)のは美しいなと改めて感じた.ただし残念ながら,私の好みは東京や上海,香港のようにビルの5階くらいまで店舗の名前が所狭しとカラフルに書かれている方だけどね.そのほうがテンションが上がる.街は美しければいい,というもんでもない.エネルギーが大事なのよ.

ホテルの室料が異常に高い理由は明白だ.マンハッタンには土地がない.一方で米国のホテルの1室は無駄とも思えるほど広い.こんな対極にある事情を丸く収めるのは,やっぱりお金しかないのだ,身も蓋もないが.それにしてもグランドセントラル駅に近い四ツ星ホテルとは言えCity taxとかいろいろついて1泊$200とは恐れいった.確かに静かで治安も良くて素敵なホテルだったけれど,どう見てもそこまでの価値はないww.
ホテルの部屋でいいなと思ったのは天井が高いこと.これはどのビルもだいたい同じようだ.私の泊まったホテルは1906年の建造物.推測だが,もとはアパートで,内装をリフォームしてホテルに改造したような感じ(もしかしたら当初からホテルだったのかもしれないので要チェック).気分的には贅沢をさせてもらった.ただ,室内の照明は暗いので仕事には向かない.

なお結局,セントラル・パークは時間がなくて歩けずじまい.だって訪問先のF教授が話し好きで,やたら気に入られてしまい3時頃お暇する予定が5時までみっちりorz.4時間もしゃべりっぱなし!!!帰りは地下鉄の駅まで「散歩しよう」といって送ってもらってしまったから.ああ〜(苦笑)

(こっそりおまけ)夜,日本から仕事の発注が溜まってたにも関わらず,BroadwayのMinskoff theaterで当日券買って「ライオン・キング」観てきた.役者さんたちはもちろん,客もノリよくて良かった〜〜!(その後夜なべで,気持ちよく仕事した)