すっごい雑な記録だけど,今帰国したばかりで,忘れないうちに書く.
羽田は本当に便利で,飛行機下りて,パスポートコントロール(待ち時間30秒)を経て45分で東京駅.東京はコンパクトで密度が高いから狭苦しいと思うときもあるけど,やっぱり世界に誇れる美しく機能的な街だなあと思う.そんな東京でホッとするんだから,私は紛れもない日本人だ.
WashingtonDCは,ちょっと密度の低い東京みたいだった.美しく静かで治安が良く,ストレスがない.そして,地下鉄車内アナウンスや駅の表示も東京並に親切だし,DC(Arlington)のMarriottは,「おもてなし」も繊細で(アメリカの大味感はなくて拍子抜け),食事が健康志向でまるで日本なんじゃないかと思った.先進都市のサービスや発想の,一つのゴールが東京なのかもしれない.だから東京のウリが「おもてなし」だとしても,それだけでは早晩勝てなくなるな,と思った.
ITの使い方は,まだまだ日本は中途半端.この度一番驚いたのはミネアポリス空港.乗り継ぎで使ったのだが,待合エリアにはイスとテーブル(普通はソファーだけだよね?).テーブルには一人に一つiPadと電源が.ここで仕事ばっちりできる.もちろん座席使用料無料.これはマーケティング戦略で,そのiPadで隣にあるレストランのメニューを注文することができる.支払いはカードを読み取り機に通すだけ.無料の飲み物提供がないだけで,ほとんどカード会社のラウンジと変わらない.DELTA,攻めてるなあ.
今回の道中やホテル,空港ではクリスマスシーズンのせいか子どもが結構いて,それもギャースカ泣いていた.日本と海外の対比で「海外で公共交通機関や高級ホテルにいる子はちゃんとしつけられていて泣き叫んでいない」と語られるけど,こういう一般論は危険.ケースバイケースってことが良く分かった.
スミソニアン博物館のごく一部,肖像画博物館とアメリカ国立美術館(?)に入った.事前に調べていかなかったので気がつかなかったが,DCは美術館好きにはたまらない街だった.とにかくこの2つだけでも私は涙を流さんばかりに感動した.とくに肖像画博物館2階,アメリカ大統領の肖像画と,歴史的スピーチの数々(動画が流れている).DC周辺に住んでいる子どもたちは学校の遠足でここに来て「アメリカの偉大さ」「大統領のカッコよさ」をこうして植え付けられていくのだとヒシヒシ感じた.とくにレーガン,元俳優だけあってカッコよかったなぁ.