Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

英単語のカタカナ

娘が,英語に興味を持っているらしい.「2歳のための絵本」とかの教育系の絵本には,英語で遊びましょうというページもある.そこには絵と英単語が出てきて,読み方ルビが振ってある.娘はそれを声に出して全部読むというのにハマっているのだ.
たとえば,ページには,りんごの絵,「apple」,「アぷる」(アクセントのあるところはカタカナ表記),「りんご」と書いてあって,娘は上手に,アぷる!と読む.今,娘はルビ部分を読んでいるわけであり,「apple」が目に入っているかは疑問だ.

で,思ったこと.私は中学で「カタカナでルビを振るのは厳禁」という先生に習ったので,かなり抵抗がある(発音が悪くなるという理由だったように思う).ルビありで英語に触れさせるのは,後々害になるのではないだろうか?でも今の娘にルビなし英語を触れさせるのも,多分読めなくてつまらないから,読むことそのものをやめちゃうだろうし.
だれか,こういうことを研究している言語学者はいないのかな?

ちなみに,娘には英語を習わせる気はなし.小学校から導入といううわさもあるが,私は中学からで十分だと思っている.だって,普段使わない言葉なんて,必要にならなきゃ身につきませんよ.やはり,まず日本語を完璧にすること.そして,伝えたいことが出てきて,その相手が日本語がわからなければ,そこで,その相手が理解できる言葉を本気で勉強するのが一番効率がいいと思う(これは,まさに自分の経験).それよりも,いろんな人と接するのに苦手意識を持たないこと,どんな人とでもきちんと話せるようにネタや礼儀を身に付けることが何より大切だと思っているのだが(娘が,これに関して完璧だ,というわけではありません.むしろ全然ダメ).今の時期は,いろんな言葉を聞かせて,こんな音が世界にあるのか〜と思うくらいで十分です.