Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

女性研究者を増やす?その2

一般論はさておき,超個人的に,どのような支援があればうれしいかを考えてみた.私は仕事以外は徹底的に楽して暮らしたいので,こんな感じ.
・家政婦,ベビーシッターが使いたいとき(もう限界!と思ったとき)に躊躇せず利用できること.特に子どもが病気のとき,予約がなくても利用できるシステム
・子どもを理由に仕事を抜けても何も言われない雰囲気(もちろん場合によるが)
やっぱり,子育て支援に偏ってしまったが,とにかく時間と人手が足りないのだ.でもこれって,「研究者」「女性」に限ったことではない.私の周りのフルタイムで働く男女がみな,「家政婦欲しい〜」,子どもがいれば「シッター欲しい〜」って言っている.日本もタイやインドみたいに,サラリーマン個人がお手伝いさんを気軽に雇えるといいなあ.だって,お金が貯まっても,平日布団が干せなかったり,家が汚くて毎週土日が家事で潰れるのは,どうにも情けないと思う.働き盛りの人にバリバリ働いて,かつ子どもも産んで欲しいと日本の企業が本気で思っているのなら,これくらいの支援があってもいいんじゃない?贅沢かなあ・・

ここからは少し真面目に・・・研究業界に特殊なのは,産休明けからの職場復帰が必要な人が少なからずいることだ(私もその一人).普通に考えて,1年も休んだら研究者としてやっていけないでしょ.また,代替要員がすぐに見つかったら自分の存在意義がないわけだから.だから産休明けから安心して預けられる場の確保が必要.保育所に入れなかった場合は職場が専属のベビーシッターを派遣してくれたりしないかなあ.そして育児休暇取得率のアップなんて目標は絶対掲げないでほしい.また,育休を取らない代わりに「(子どもの病気で,またリフレッシュのために)休むときは堂々と」ということで,30分単位で取れる有給休暇をど〜んと60日分(480時間)くらい付けてくれたらうれしい.この期間の給料は育休と同じく4割くらい支給でいいので.

・・・やはり贅沢かなあ,裁量労働制コアタイムもない,フレックスの職場に勤める私がこんなこと言うのは.私の給料は税金から出ているし.そして,ポスドク等,低賃金で不利益をこうむっている人はもっともっと沢山いるから,賃金上げるとかの支援が先なことは十分承知.でもポスドクでもこのようなサービスが受けられるのって,いいと思うんだけど.

ああ,一応書くだけ書いてみたらすっきりした.とりあえず,仕事頑張ろう.