Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

Kabhi Khushi Kabhie Gham

夫がインドから無事に帰還した記念に観る。
ばらばらになった家族を再生する、というのがテーマらしいが、とにかく豪華すぎていろいろな点に目を奪われ、肝心なストーリーを忘れがちになる映画であった。
大体、冒頭で息子が自家用ヘリ(軍用機みたいだったけど)で家に帰ってくる。その家がタージマハルみたいな広大な庭園の真ん中にあって、、などと日本人にはついていけない。世界には金持ちがいるのだなあと妙なところに感心してしまう。
MBA取得でロンドンに留学した息子(リティック・ローシャン)はランボルギーニに乗っているし。親の意に沿わない結婚のため勘当され、財産分与などなくロンドンに渡るも高級マンションに住んで贅沢生活できる(SRKとカジョールの夫婦に加えて息子、お母さん、カジョールの妹の5人家族)のか?(ロンドンは物価が非常に高いと聞いているが)、とか、笑いがこみ上げるくらい突っ込みどころ満載。
キャストもこれ以上ないというくらい豪華だった。主役6人(アミターブ・バッチャン、SRK、リティック・ローシャン、ジャヤ・バッチャン、カジョール、カリーナ・カプール)がひとつの画面に映っているシーン(もちろんダンス)はすごい。アミターブ、背高っ!手長っ!
というわけで、家族の再生はめでたしめでたし、インドの金持ちとはこういうものかを思い知った。