Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

ラブストーリー

2本目は、2003年韓国「ラブストーリー」。「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨン監督。俳優陣は誰一人知っている人がいなかった。まわりでの評判が非常に高かったので見てみることにした。案の定涙ぼろぼろ。
ただし、展開がのんびりしていて、韓国TVドラマよりゆったりしていたから少し退屈だったかな?リアリティー追求の一方で、やはり演技がくさいというギャップがいまいちだったかも。ただ、韓国映画で驚くのは、軍隊(男子の兵役)、戦争、銃とかが日常生活にごく普通に入り込んでいることである。ベトナム戦争が出てきてびっくりした。日本より男性の愛情表現がストレートであるのは、大陸特有のものなのかもしれないけど、戦争にいつ駆り出されるか分からない緊張感に裏打ちされたものなのかと思うと、納得できる気がする。また、映画を観て、35年前の韓国がいかに開けていなかったか、日本より急激に経済発展したのだということがよく分かった。
俳優はすごかった。チョ・インソンというサンミン先輩役の人はびっくりするくらいかっこよかった。女優もソン・イェジンが肌が白くて美しい。松たか子に雰囲気は似ているがもっと美人にしたような感じである。