山下敦弘=監督、2023年日本
綾野剛、齋藤潤 脚本は野木亜紀子。
青春映画の山下敦弘さんが監督というので(「リンダリンダリンダ」が良かった)、原作全く知らずに観に行く。
中学生・岡聡実くん(合唱部部長)役の齋藤潤さん、めちゃくちゃ良かった、本当に好き。聡実くんのモヤモヤしていた部分、変声期男子の必死な部分が、ひたすらエモく映されていた。
綾野剛がひたすらXの紅を歌いまくる(馬鹿なの?!)、良かった。歌が上手い。後輩ソプラノの彼も、イマイチなところが本当に良い。自分の声を好きになること、自分を好きになることって、大事。
聡実くんの父母役も、団地ライフも、ノスタルジックでよかったが、この辺はもう少し簡素化しても良いかな~と思うところ。
放送室で映画を観ているだけの「映画部」でのフィルムが!渋い!カサブランカ、 三十四丁目の奇蹟、自転車泥棒と、なんでこういうチョイスなんですか、「ニュー・シネマ・パラダイス」入ってますよと。