Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

新型コロナ騒動に関する乱文(メモ)

データとは異なりますが,リスク評価が(水面下でも)行われて対策に至ったのかという記録をまとめておきたいです。。言い換えるならば,対策を発令した真の根拠。これがないといつになったら対策をやめるのか,一斉休業を4月初旬でやめても良いのか,が判断できないと思うのですが。また,感染を完全にゼロはできないことが共通の認識となっているようですが,ピークをなだらかにするための対策であれば,ピークの高さはどこまで許容できるのか,という見立て,その根拠も知りたいです(これは既往のインフルエンザの場合と同等かもしれませんね。不勉強で調べてないです)。

WEBで見ただけではありますが,重要だと思ったこと:
和田耕治さん『対策は止めるのが難しいのですから、始める時に、「こういう基準になったら解除しますよ」というのを、公表するかどうかは別として腹案はもっておかなければならない。』
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-wada-2?utm_source=dynamic&utm_campaign=bfsharetwitter


今回,おそらくここがない。オリンピックを何とかして実施するために「日本は対策をしてます」アピール【だけ】なんだと思う。諸外国からは「根拠があってそうやってるんだろう」と良い方向に解釈されることも期待していると思う。根拠がない決断だったという事実はばれないだろう,と高を括っているのではないか。

一斉休業について。
Twitterの私のTLには子育て世代が多くて「一斉休業で大弱り,安倍政権何考えとんじゃー,説明はどうしたー」という声ばかりなのに,NHKのニュースでは一斉休業について「腰を上げるのは遅かったけどこれは英断。やるじゃん安倍政権」という論調が多数。
社会って分断されてるなーとリアルに感じた次第。選挙に行かなかったorこの政権を選んだんだから自業自得,そう言われれば全くその通り。でもでもね,日本はしょせん年寄りの国で子育て世代はマイノリティなんだ,と思うとやるせない気持ちでいっぱいである。私はジャスト団塊ジュニア世代。同じ年に208万人が産まれて(今の倍以上),学校はすし詰め受験戦争は過酷,就職は超大変。特に女子は酷かった。子は産め仕事も続けろと言う無責任なノイズを聞きつつ,自分にできることを細々淡々と続けてきて,国から一つも大事にされていない・・・こう思っちゃうと,日本から脱出したくなる。

2020/09/15に友人に書いたメールから。
今回のコロナ禍では、感染拡大を防ぐため、人権擁護やプライバシー擁護があっさりと後回しになったことに、かなり驚きました。コロナウイルス感染のリスクって、それを犠牲にするほど大きかったんだなーって。少なくとも、人々はそう感じていたんだな―、って、リスク認知尺度を見せつけられた気がします。私自身も東北と関東をかなりの頻度で行ったり来たりしているわけですが、地元で噂になり、プライバシーはほぼなかったです(人に会うたびに、「私は関東から来たけど感染してません」ということを行動履歴とともに開示しなければならなかったんで)。「どうして東京なんか行っちゃったの!」と感情的に言われ、不快な思いをしたこともありました。別に心が病んでしまうほどではなかったですが、いじめのターゲットすれすれの経験をして生きづらかったのは確かです。どうしてこうなっちゃったのか、解析をしてみると新たな研究ネタになるような気がしています。まあ、もとより日本社会に人権という意識はないのかもしれませんが。。。