Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

鉛を含む汚泥が工場から流出

産経新聞のニュースから.

鉛含む汚泥が荒川に流出 埼玉の工場から6.5トン
 埼玉県は3日、セラミック製造会社、日本セラテック(仙台市)の埼玉工場(同県熊谷市)から鉛を含む汚泥約6.5トンが流出し、下水道を通じて荒川に流れ込んだと発表した。下流浄水場で取水を5時間停止し、水質を検査したが鉛は検出されず、県は環境への影響は少ないとみている。

 県や同社によると、汚泥に含まれていたのは、水にほとんど溶けない酸化鉛約110キロ。川底に沈み回収は困難という。

 工場では2日夜、水分を除去するため汚泥を沈殿槽から別のタンクにポンプで送っていた。担当者がポンプのスイッチを入れたまま持ち場を離れた間に汚泥があふれた。

 工場から熊谷市への連絡は翌3日午前10時すぎで、同社は「流出を起こした上に連絡が遅れ申し訳ない。再発防止に努める」としている。(2009.7.3 22:13)

まあ,こういう事故はよくあることで,表ざたになるのは時代が良くなった表れ.私も自分で持ってたプラントの流量計算間違えて怪しい微生物をたびたび流してたな(重金属が含まれていたわけではないが).事故には興味がないのでスルーかとも思ったが・・・
不思議なのは,水に溶けない物質なら下水処理場で沈澱してトラップされる(川には出ない)はずだから,どうしてそうではなかったのかな?ということ.熊谷市は合流式下水道で,その日たまたま大雨だったとか?