Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

出産準備雑誌を読んでみた

5ヶ月も半ば.妊婦検診で順調,赤ちゃんは今200g,と言われる.

妊婦さんが読む雑誌が産婦人科においてあったので暇つぶしに見てみたが,その雑感.

・・・何年ぶりだろう.長女の出産(2002年)の前には真面目に読んだけど,一人育ててみると「ああいう雑誌はほとんど参考にならない」ということが実感できたので,長男の時にはほとんど読まずにスルー.

今回の感想.
全般:昔抱いた感想と同じく,「参考にならない」

以下,細かい感想.

1.お金のこと
出産準備に20万円とかかかるのは嘘だな,と思う.私は長女の時,マタニティーウエアで2万円.本当に出産準備という意味では3万円ほど.長男のときはゼロ.今回はマタニティーウエアというか授乳服で2万円.出産準備はゼロ.
一人当たり2万円ちょっと.こういう平均の取りかたは正しくないが,多く産めば安上がりなことは断言できる.

子育てにお金がかかる,と巷では言われているけれど,小学校くらいまでに関しては否,と思う.成長の過程でチャイルドシート買い足したり,服買い足したりしてるけど,子どもに消費する金額は保育料と食費と紙オムツ以外では年2万円行くか行かないか(子どもが何人いても同じ).お金がかかる,のは教育費ってことも良くわかった.だって,服は大体お下がりか頂きもの.2人目になると靴も買いに行く暇がなく,上の子のお下がりを使ったことも多い.やっぱ,多く産めば安上がり.ちなみに,ウチは習い事も通信教育(○まじろう,とか)も一切させていないが.

それにしても,出産関係のものって「ご祝儀価格」なのか,やたら高いよね.絶対,誰かが不当に儲けている.

ここで第一の結論:民主党の言い出している子ども手当て(月2万いくらか)は不要である.小学校までは全然お金がかかりませんから.親の小遣いになるのがオチ(私だったら全額積立貯金する).不要な子育てグッズへお金が流れるのがオチ.国の予算が余ってしょうがないなら別ですが.

そして第二の結論:(やや一般論に過ぎるけど)子どものものって,産まれる前に準備しておく必要はほとんどありません.
・安いものは近所のドラッグストアで買いましょう(オットを走らせても良いし,自分でだって買えます).
・お値段の高いものはその子の個性を見極めて(自分の目指すライフスタイルを見極めて),ネットで検索したりお店を数軒回って買いましょう.皮肉なことに,検討しているうちにあれよあれよと成長して不要になるものも多いものです.
ああ,メーカーさんはどうして,産まれもしないうちから「必要です」「あれば便利です」なんて言い切れるのかしら.ア○チャンホンポで出産準備用品リストを手に,血眼になってグッズを探している妊婦さんとその夫様がなんとなく哀れに見えてならないのは私だけか.

2.ベビーカー
これは,2002年ごろと比べて格段に進歩したグッズの一つ.私も今買い換えたいよ.特にAB型兼用タイプは,大きい子でも眠ったときフラットにできるので,明らかに快適そうでいいよね.
AB型兼用ってのはここ数年で初めて出てきた.昔はなぜなかったかということを考えるにあたって「ハートビル法の存在」を思いついた.ここ数年で,公共施設や駅ではベビーカーをたたむシーンがほとんどなくなったのだ.長女のときは階段に来たら「子どもを抱っこ,ベビーカーは折りたたんで肩にかける」という作業が必要で,この一連の流れが1分かからないよう熟達していることが大事だった(私も,よくやったものだ〜).肩にかけられるベビーカーはB型しかありえなかったから,子どもが産まれたらAもBも別々に用意することが必要だったのだ(我が家は考えた末,7ヶ月までは全て抱っこでベビーカーを使わないことにしたから,Aは買わずに済んだけど).
この点では,とても良くなった.

3.チャイルドシート
田舎に住んでいるとお世話にならざるを得ないグッズ.しかし,これは不当に高いものの一つかもしれない,と最近思い始めている(子どもの命を守ることを名目にしていることも厭らしい)

(続きはこちらに書いてみた)