Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

RoHS指令

「電気・電子機器における特定有害物質の使用制限」「使用制限の対象となるのは鉛,水銀,カドミウム六価クロム,PBB(ポリ臭化ビフェニル),PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル)」

と書いては見たものの,膨大な除外項目が本指令の目的を曖昧にしていないかとか,そもそも何のために導入されたのかとかわからないこと多すぎ.

なぜ,重金属では鉛,水銀,カドミウム六価クロムの4物質が選ばれているのか.ヒ素が選ばれなかった理由は?(←電気・電子機器における使用量が無視できると考えられたからなのか.)

経緯
WEEE指令と同時に2003年2月13日にEUの官報に告示された.
ECはその前(2002年)にこういう文書"Heavy Metals in Waste"を出している.本文書でとりあげられている重金属は鉛,水銀,カドミウム六価クロムの4物質で,まさにRoHSへの布石という感じ.しかし,この記載内容が大したことない.この4物質は比較的情報が多く,有害性が知られているものを適当に選んだ結果,という印象を受けた.これがRoHS指令での規制物質にそのままシフトしているとすれば,かなり適当なのでは.
もうちょっと調べる必要がある.